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すこやかマガジン第929号

2025/7/24

当センターで5月に開催した「読書ボランティア研修会」の午後の選択研修の1つに、本の修繕を行う研修がありました。受講者の方々に、実際に修理したい本を持ち寄っていただいたのですが、それらの本は様々な壊れ方をしていました。中にはページの真ん中から破れており、そこにはセロハンテープが重ねて貼られていて、何とか直そうとした子どもの姿が浮かんでくるようでした(セロハンテープはさらなる劣化を招くので、後ほどシール剥し液を駆使してキレイに剥し、修繕されました)。また、どの本も日に焼けたり何度も読まれて手垢が付いたり折り目が付いたりしていて、時間の経過が紙に痕跡を刻んでいました。

それらの痕跡は、本を読んだ子どもの記憶と重なっていきます。紙が奏でる、ページをめくる時の「パラッ」や、図鑑など分厚い表紙を開いたときの「ミシミシ」とか「バリバリ」という音も記憶に残るでしょう。デジタルのツルツルとした画面にはない良さが、紙にはあります。

デジタルは自ら光を発する「発光体」ですが、紙は外からの光を「受けて」見せる素材です。特に、光沢を抑えた紙や表面がザラザラした紙は反射を抑え、目に優しい視認性を持っています。長時間読んでも疲れにくいのは、紙が光を吸収する「優しい見え方」をするからです。また、新しい本は印刷物特有のインクの香りや紙の香りもあり、記憶や感情と結びつきやすいです。このように本は五感で味わえる「感情+体験」のメディアです。デジタルの良さももちろんありますが、紙の良さも捨てがたいものです。

そう考えていたら絵本を読みたくなり、書店へと出かけてみました。夏といえば怪談。こわい絵本がずらりと並んでいました。ふと手にとった絵本のページをめくると、すぐにその世界に引きずりこまれました。「次は、どうなるの?」と思いながら読み進めると、「絶対こわい絵が来るぞ」という予想を裏切らない展開。でも、「そう来ましたか~」というような意外な絵と構図に驚かされ、大人でもとても楽しめました。小さい子どもなら泣いてしまうかもしれません。不気味さと同時にユーモラスな絵もあり、とても魅力的な絵本ばかりでした。その中でも3冊、心に残った絵本をご紹介します。小学校高学年対象の本もあるのでご確認ください。一緒に読んだら、きっと忘れられない夏になりますよ…。

「学校ななふしぎ」 偕成社
 斉藤 洋【文】/山本 孝【絵】
 対象:小学校低学年から

「こっちをみてる。」 岩崎書店
 となり そうしち【作】/伊藤 潤二【絵】/東 雅夫【編集】
 対象:小学校高学年から

「おろしてください」 岩崎書店
 有栖川 有栖【著】/市川 友章【イラスト】/東 雅夫【編集】
 対象:小学校高学年から

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