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すこやかMAG

すこやかマガジン第867号

3月7日配信

【子どもを信じる】

弥生3月。

我が家では、高3の娘が、進学に伴い巣立つ時期となりました。娘と家で一緒に過ごせる時間は、今日から3月31日までと想定すると、あと600時間(1日24時間×25日)ほどとなりました。

さて、受験するための家族旅行(と言っても、どこか観光地を巡るわけでもなく、ホテルが家のような日々ではありました…)が、普段、自宅で生活している時よりも物理的に距離が近いので、自然と会話が多くなり、思いがけず、お互いを理解する貴重な時間となりました。

その時の一場面です。

宿泊したホテルの女性用のお風呂は貸切風呂となっていて、入口を施錠する仕組みになっていました。その役割を娘に頼むと、娘は、「なんで、自分に頼んだの?」と言いました。なぜ、そんなこと聞くのかと、私の方が不思議に思ったところでしたが、「できるかなと思って頼んだんだよ」と伝えました。その時、娘が「信用されるのが一番うれしい」と言いました。

その言葉に、私はハッとしました(・。・;)

普段から、娘を信用して何かを任せたことがあっただろうか、信頼して何か相談したことがあっただろうかと。今、振り返れば、娘は「なんで、自分に頼んだの?」と私に聞くことで、「信用しているからだよ」という言葉を、私の口から引き出したかったのかもしれません。今までも、娘の方からあったであろう、このようなアプローチに気付かないまま、過ごしてしまっていたのかもしれないと反省しました。

娘の普段の様子を見て、“信用できない”“頼りにできない”と思っているうちに、娘が成長していることに気付かないでいたのかもしれません。

そんな出来事があってからは、極力、娘のことを信じて、あまり口うるさく言わないようにしようと心がけるようにしました。「親のための子育て学校」というものがあるとしたら、「子の自立のために」という単元の進級試験とでもいうべき難題だと思いました。それを親である自分が乗り越えることで、娘の自立への一歩となるのだと思います。

“完璧な親なんていない、皆、子どもに学んで親になっていくのだ”と、自分に言い聞かせる今日この頃です(^_^;)

残り600時間を大切に過ごしたいと思います。

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