すこやかマガジン第849号
幸せ ジュワ~
2023年10月12日
先日、我が家の地区の子ども会で育てていたサツマイモの収穫を行いました。例年に比べ芋は少なかったのですが、宝探しのように、子どもたちが目を輝かせて掘り返す姿が見られました。
苗を植えてから収穫まで、あまり手間がかからないということでサツマイモを植え始めたのですが、この「いも掘り」を通して、子どもたちはとても多くのことが学べるようです。
例えば、サツマイモは土の中ではバラバラではなく、たくさんつながっていること、大きくなった根っこの部分を食べているなど、スーパーマーケットや八百屋で売られているものでは分からないことを、実際に自分の目で見て、触れて体験することで子どもたちの記憶にしっかりと刻み込まれます。
そこから「他の野菜はどのようにしてできるのだろう?」「他にも土の中にできる野菜は…」など、興味の範囲がどんどん広がっていき、そのタイミングに合わせて、「トマトやキュウリはどうかな?キャベツは?にんじんやだいこんは?」などと教えていくと、子どもたちは驚くほどのスピードで知識を吸収していきます。(小学2年の次男は、野菜をテーマに冬休みの自由研究をすると意気込んでいます。)
そして、収穫した野菜は子どもたちと一緒に料理して食べます。
ここまでの一連の流れを自分で体験することにより、子どもたちは普段食べている野菜がどのようにして実り、料理となって食べられるのかの過程を実体験として理解できるはずです。
自分たちで収穫したサツマイモは、我が家では子どもたちがスイートポテトにしていましたが、その味は子どもたちにとって格別なものとなったようです。
また、土に触れることは、幸福ホルモンであるセロトニンの分泌にも効果があるそうです。セロトニンはやる気を起こさせると同時に悩みや不安な気持ちを抑制させる働きがあります。
土の中に存在するバクテリアの働きでぜんそくにかかりにくくする効果もあるそうです。子どもだけでなく、私たち大人も、日頃の仕事や育児生活のリフレッシュにも繋がるのではないでしょうか。
(土の中の菌やバクテリアは良いものばかりではないので、免疫力が低下している場合は注意が必要です。)
「今年は、いも掘りをする機会がないなぁ」「セロトニンを出したい!!」という方へ、おススメは『泥だんご』。セロトニン分泌だけでなく、泥だんごの完成までに、子どもたちは非常に多くの学びを通過しているというお話は、また後で…。
参照:https://allabout.co.jp/gm/gc/224865/
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