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すこやかマガジン第857号

12月14日配信

【クリスマスプレゼント】

みなさん、こんにちは。

大手おもちゃメーカーの株式会社バンダイが1995年から毎年実施している「クリスマスに関する意識調査」の結果を公表しました。

<子ども(3歳~12歳)が欲しいクリスマスプレゼント>

1位 ゲームソフト
2位 ゲーム機
3位 キャラクターのなりきり・変身玩具
4位 スマートフォン・タブレット・PCなどの電子機器(本物)
5位 ぬいぐるみ

今回の調査で注目すべき点は、おもちゃではなく「スマートフォンなどの電子機器(本物)」がTOP5入りしたことです。調査開始以降初めてのことで、学校でタブレットを使う子どもが増えた影響か、「家でも使いたい」「大画面で動画を見たい」の理由から9歳児から12歳児で欲しいとの声が多かったそうです。また、子どもたちの欲しいプレゼントの認知経路の1位は「YouTube等の動画サイト」でした。認知経路の調査を開始した2016年結果と比較すると約3倍にもなったそうです。子どもたちのクリスマスプレゼント事情を見ても、インターネットを介したデジタル機器が子どもたちの主な遊び道具や情報元になっていることが伺えます。

「令和4年度青少年のインターネット利用環境実態調査(内閣府)」によると児童生徒の自分専用のスマートフォンの所有率は、小学生64.0%、中学生91.0%、高校生98.9%でした。家庭で「ルールを決めている」と答えた児童生徒の割合は、小学生83.0%、中学生72.2%、高校生47.1%、保護者では、小学生の保護者88.4%、中学生の保護者82.9%、高校生の保護者63.0%でした。この結果から、中高生になると、ほぼ全員がスマートフォンを所有している一方、保護者と子どもでは、家庭のルールに対して認識の違いがあることが分かります。

児童生徒のインターネットトラブルやゲーム・ネット依存が危惧される今日です。契約者である保護者は、子どもが幼い頃から、インターネットの便利さだけでなく、危険性や心身への影響についてもしっかり教えていくことが不可欠になってきていると思います。親子で共有するルール作りは、子どもをトラブルから守る有効な手立ての1つです。

時代や社会環境が変わっても、親が子どもの健やかな成長を願う気持ちは変わらないと思います。

クリスマスプレゼントとして「スマートフォン等の電子機器(本物)」を考えているみなさんは、お子さんのインターネットに対する認識を確認し、一緒にルールを作ってからプレゼントしてもよいかもしれませんね。

【参考】バンダイこどもアンケート「今年のクリスマスに関する意識調査2023」https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question261.pdf

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