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すこやかMAG

すこやかマガジン第865号

2月22日配信

【ブンジュ村】

みなさん、こんにちは。
今日は、何気なく手に取って読んでみたら止まらなくなって、朝を迎えてしまった一冊の本を紹介します。
それは、ひすいこたろうさんとSHOGEN(ショーゲン)さんの書いた『今日、誰のために生きる? アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語』(廣済堂出版)。

SHOGENさんがアフリカでアートを学ぶために滞在していた村での会話や出来事についての話です。その滞在先というのが、アフリカにある、しあわせがずっと続く村、ブンジュ村。

内容について紹介したいことがたくさんありますが、ネタバレになってしまいますので、一部を紹介します。(詳細は、ご自身で本を手に取っていただければと思います)

・幸せの3か条 「ご飯が食べられることに、幸せを感じられるか」
        「ただいまと言ったら、おかえりと言ってくれる人がいるか」
        「抱きしめられたら、あたたかいと感じられる心があるか」
・「子どもの前で失敗を隠すのはやめてね。失敗する大人を見るから、子どもは安心して未来を描けるのよ」
・「年を重ねれば重ねるほど、完璧になっていくんじゃない。人間らしくなっていくんだよ」
・「人のためにやって人が喜んだとしても、自分が全く喜びを感じないんだったら、そんなの止めとけ」
・『パーフェクトなものを愛することを、日本語で「普通」と言います。不完全なものを愛することを「愛」と言うのです。』
・自分の心を満たさない限り、本当の意味で誰かの力になれないことを、みんな知っている。そして、満たされていない人が、人のために何かをしようとした時、必ずトラブルが起きる、ということも知っている。
・「聞いて。私は子どもを2人も育ててるの。すごいでしょ?」
 多くのお母さんが、自分の子育てを大いに自慢してきます。大人はみな、自分の仕事に誇りを持っているのです。
・自分の休息を削ってまで仕事を優先するのは「恥ずかしいこと」
 必ず15時30分に仕事を終わらせる。なぜなら電気が乏しいため、日が明るいうちしか家族の顔を見ることができないから。仕事に誇りは持っていても、それ以上に大切なものが何かを知っている。
・人は長所で尊敬され、短所で愛される。

これらの言葉や出来事は、価値観を根底から覆す破壊力があるのですが、ショックを受けるというより、なぜか癒された感じになります。
ハーバード大学の調査によると、自分が幸せにあふれて生きていると、周囲の「幸せを感じる可能性」が15%高まるということでした。「自分がご機嫌でいることが、最高の社会貢献になる」と言っています。

これまで、家族や社会のために頑張ってきたつもりですが、果たして自分自身を大事にしてきただろうかと振り返るきっかけになりました。
皆さんも、子育てや仕事と日々頑張っていることと思いますが、「自分は今、楽しんでいるか」「自分に誇りを持てているか」等、自分自身を振り返ってみてはいかがでしょう。きっと、周りにもプラスの影響を与えることと思います。

最後に、
ある日、ブンジュ村の村長が言いました。
「この世が滅亡する時は、日本人に虫の音が聞こえなくなった時だよ」

虫の音が聞こえなくなるとは、どういうことでしょう…。
ぜひ本書で解き明かしてみてください。

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