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すこやかメールマガジン第825号

【ストレス緩和にオキシトシン】

みなさん、こんにちは。今年度も引き続き「すこやかメールマガジン」を愛読していただけるとうれしいです。

4月20日は二十四節気の「穀雨(こくう)」です。この時期の雨は、「百穀春雨(ひゃくこくはるさめ)」と呼ばれ、あらゆる穀物を潤し育てる恵の雨と考えられていたため、農家にとって種まきを終える目安だったそうです。今年は暖かい日が多く、草木の成長も早いため、桜前線は北海道まで北上しましたが、これからは新芽の緑が楽しみですね。

さて、新年度がスタートし半月が過ぎました。子どもたちは、進学や進級等新しい環境での生活に少しずつ慣れてきたころではないでしょうか。その反面、緊張やストレスから「目に見えない疲れ」が出てくるころでもあります。生活の節目である春は子どもだけでなく、大人も不調を感じやすい時期です。

我が子が小学校低学年だった4月の終わり頃、突然朝に泣き出したことがありました。本人曰く、特に原因があるわけではなく、ただただ涙があふれてきたとのこと。しばらく妻に抱っこされながら、たわいもない話をしているうちに「学校に行く」と登校していきました。不安になった私たちは、次の日から親子でハグをすることを登校前の恒例行事にしました。(私たちは、親子ハグを中学生卒業までしたかったのですが、子どもが案外早く嫌がるようになったので、数か月間で終了しました)

その当時は、なんとなく「エネルギーチャージ」という気持ちでハグをしていましたが、最近いろいろ調べてみると、親子のスキンシップには、親子にとって大変良い効果があることを知りました。

スキンシップをすると親子双方に“きずなホルモン”と呼ばれる「オキシトシン」が、脳内に分泌され、愛着関係を深めるとともに、子どもにとっては、記憶力UPやストレス耐性を強める効果があります。特に、生後1年ほどの間にオキシトシンの影響を十分受けると、脳の成長や能力、性格などにも大きな影響を及ぼすそうです。親側には、安らぎとストレス解消の恩恵を与えてくれます。おもしろいのは、母親と父親では、触り方でオキシトシンの分泌量が異なることです。母親は子供にやさしく触れることや抱っこで分泌しますが、父親は優しく触れてもあまり出ず、体を動かしながら少し刺激的な触れ合いのほうが分泌されるそうです。親子ハグの効果は、母親のほうが強いようです。父親にお薦めなのは、肩車やお馬さんなど体あそびを兼ねたスキンシップです。(思い出すと、確かに私は、無性に子どもたちと相撲を取りたくなった記憶があります。)

みなさんも、親子でのスキンシップを大切にし、「見えない疲れやストレス」に対処していきましょう。

【参考】あそびのもりON LINE

https://www.bornelund.co.jp/asobi-no-mori/study/1689.html

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