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すこやかマガジン第831号

【Iさん】

アメリカから関東にある大学に留学しているIさん。日本のアニメやゲームが大好きで、「もっと日本のことを知りたい」という思いから、留学を決めたそうです。そのIさんが、2ヶ月ほど前、岩手県沿岸部の各企業を訪問するということで、私の身内の家にショートステイをしていました。

せっかく岩手に来たのだから、県内各地の観光をしながら、お昼は「わんこそばを体験してみよう」となったのですが、Iさん一人で体験するのも何だか味気ないということで、私も一緒に食べることに。

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「わんこそば」の由来については諸説あるようですが、花巻説と盛岡説があるようです。

花巻説は、今から400年ほど前に岩手と青森付近を治めていた南部藩のお殿様が江戸に向かう途中、花巻で食事をすることになり、宿の人が、庶民と同じ丼でお蕎麦を出すのは失礼だと思い、恐る恐るお椀で上品に蕎麦を献上すると、お殿様はこのお蕎麦を大変気に入って、何度もおかわりをされたのが起源とする説。

盛岡説は、平民宰相として知られる原敬が盛岡に帰省してそばを食べた際に、大のそば好きであったことから、「やっぱり、そばは椀コに限る」と言われたことから広まったという説や、大勢に一度に配膳すると蕎麦がのびるので、小分けして少しずつお椀で振る舞ったのが起源とする説などがあります。

また、食べ終わるやいなやお代わりを無理強いするのは、「おてばち」と呼ばれる、客人に対する「おもてなし」の礼儀だそうです。

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わんこそばは、これまで何度か経験したことがありましたが、Iさんのいろいろな話を聞きながら食べるわんこそばは、これまでとちょっと違う特別なものとなりました。

アメリカの文化を多少なりとも知ることで、「みんなで楽しく食べましょう」とか「みんながおなか一杯に、みんなが幸せに」といった岩手の優しさを改めて実感できたような気がします。

外に目を向けて活動する中で見えてくる郷土や自分自身の良さ・強みがあると思います。

多くの場所に足を運び、様々な人と出会い交流する中で、郷土の素晴らしさを知り、郷土への愛着と誇りを持った子どもたちが、グローバルに活躍してほしいと思わせてくれた「わんこそば」でした。

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