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すこやかマガジン第843号

役割演技仮面

8月31日配信

毎日、暑い日が続いていて、暑さ疲れが出てきている感じがする今日この頃、長かった?短かった?夏休みも終わりましたね。

我が家の高校3年生の娘の夏休みは、学校での課外に参加したり、友達と夏祭りへ出かけたりと、あっという間の夏休みでしたが、(夏休みなので当たり前と言えば当たり前のことなのですが)家での生活時間も増えました。長い時間一緒に居ると、いろいろなことが目に付くものです。床に物を置きっぱなしにしている、ゴミ箱のゴミを捨ててない、植物に水をあげてないし、洗濯物も片付けてない…等々、もう、きりがありません
“(-“”-)”
そういうことに目が向き、娘の行動にイライラするのも、娘にちゃんとしてほしいという思いと、ちゃんとさせるのが母親としての役割だと考えているからなのだと思います。

でも、そんなとき、ふと、思うことがあります。自分が高校生の時はちゃんとしていたのかということです。自分も「今の娘」と同じ、いや、それ以下かもと思いました(-_-)
「今の娘」以下だった自分が、子どもを立派に育てようとして、母親という役割演技(こうあるべき)をしているのではないかと思いました。最近は、「母親の仮面」で娘の行動を促しながら、「母親の仮面を外した自分」とのギャップに違和感を感じることが多くなりました。この違和感は、小さい子ではなくなった娘への接し方を変えていく時期の合図なのかもしれないと思いました。

ユング心理学によると、役割演技の仮面(ペルソナ)は、人間があらゆる環境に適応するために、自分の仮面(家族用、仕事用、友達用、両親用、同僚用、知人用…)を無意識のうちに使い分けていることがほとんどだそうです。仮面が増えた今、なるほど(・。・)と思えます。

1つの仮面だけで毎日を過ごしていると、燃え尽きてしまいます。
「母親」という仮面も使いつつ、「母親の仮面を外した自分」という仮面(それも仮面なのかとわからなくなりますが…)で、娘と過ごす時間を増やしていけたらと思います。

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