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すこやかMAG

すこやかマガジン第860号

1月11日配信

【鉛筆の持ち方】

 2024年初配信となります。本年も様々な角度から子育てに関する情報を提供できるよう努めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 新年は、何か新しいことを始めるのにぴったりなタイミングですね。皆様は、気持ちも新たに挑戦してみたいことはありますか?
 私は字を書くことが大の苦手で、毎年「今年こそはきれいな字に」と目標を立てるのですが、挫折を繰り返しています。ペンの持ち方も最悪で、役所や銀行などで自分の指先をじっと見られながら字を書くなんてまるで拷問です。何を使っても字は変わらないため、筆記具にこだわりもありません。
 一方、我が家の中学生は最近、シャープペンシルにハマっています。昨年末はサンタさんからドイツ製のシャープペンシルを2本もらいました。それに飽き足らず、お年玉で他のメーカーのシャープペンシルを2本購入。計4本の書き味を比べることが楽しいらしく、宿題が大いに捗ったようです(集中できていたかは不明)。精密機械のようなかっこいい見た目で、重心が緻密に計算されているらしく書き味も最高とのことでした。
 そもそもペンの持ち方がひどい私は、それらを味わうことすらできません。人生をやり直せるなら、鉛筆を初めて持ったあの日に戻りたい…。

 正しく鉛筆を持つことのメリットとして、

 ・姿勢よく書ける(覗き込むような姿勢にならない)
 ・きれいな文字が書ける(指先を使って鉛筆を細かくコントロールでき、スピードも向上)
 ・疲れにくい(指先も姿勢も)
 ・指先の巧緻性が向上し脳が活性化される(指先の動きは脳を活性化させ、集中力が増し、学習効果が高まる)

ことが挙げられるそうです。

 では、鉛筆の持ち方はいつ頃から教えればよいのでしょうか。一概に「◇歳になったら」ということではなく、子どもの発達に合わせることが重要とのことです。指先の巧緻性は、成長によって少しずつ高まっていきます。指全体でクレヨン等を握る「なぐり書き」によるお絵描き遊びに始まり、少しずつ鉛筆の持ち方に近づいていき、迷路遊びや小さな丸などが書けるようになっていきます。それらの段階をたっぷり経験させることで指先の巧緻性が養われるので、「早ければよい」というものでもありません。小学校入学くらいの時期を目安に、姿勢を含めた正しい鉛筆の持ち方が身につくようにするとよいでしょう。その際は、強制し過ぎず、頑張りを褒めることも大切です。

 私は何度もペンの持ち方の矯正に失敗し、大人になってからではかなり困難なのだと思い知らされています(まだ諦めていません)。お子さんの鉛筆の持ち方が気になるという方は、補助具の使用など様々な方法があるようですので、下記のリンクを参考にしてみてください。

 なお、全国の中高生の間で高価なシャープペンシルにハマる子が増えているのだそうですが、学校に持っていくことで紛失や盗難などのトラブルも起きているとのことです。買い与える際には家でのみ使うことをきまりにするなどの対策が必要です。

【参考】https://kuroneko-mikeneko.com/holding-a-pencil/#index_id11
    https://domani.shogakukan.co.jp/759596/2

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