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すこやかマガジン第837号

+7℃

7月20日配信

ここ数日、警報級の大雨による被害が県内各地で出ており、隣の秋田県でも秋田駅周辺をはじめとする各地の甚大な被害について報道されています。県内外で被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

天気予報によると、岩手県内は来週から30℃を超える暑い日が続くようです。

先日、サントリー食品インターナショナルと気象専門会社ウェザーマップ社が共同で行った検証実験の様子がニュースで放送されていました。

検証実験は5月に東京都内で行われ、170㎝(大人)と120㎝(子ども)のマネキンを横並びにして、地面からの照り返しによる気温差と表面温度差をサーモグラフィーで計測するというもので、それぞれの胸の高さ(大人マネキン:150㎝、子どもマネキン:80㎝)に指数計を設置。大人の胸の高さでは気温31.1℃だったのに対し、子どもの胸の高さでは38.2℃となり、気温差は約7℃となったという結果でした。(地面は50℃以上あったようです。)

120㎝の子どもで38.2℃ですから、さらに小さい幼児やベビーカーの中の乳児はもっと厳しい環境におかれているということが容易に想像できますし、子どものほうが熱中症になりやすいというのも納得のいく検証実験でした。

熱中症を引き起こす原因としては、

【環 境】気温が高い、湿度が高い、風が弱いなど

【からだ】激しい運動により体内に生じた著しい熱

     (小さな子どもは汗をかく機能が未熟なため体に熱がこもりやすい)

【行 動】長時間の運動や水分補給できない状況

などがあります。

これは屋内でも同様で、総務省消防庁によると熱中症発生場所は3~4割が屋内ということなので、部屋で過ごしていても注意が必要です。

今週末から県内の多くの小中学校が夏休みに入ることと思います。ここ数年とは違い、友達と外で遊んだり、夏祭りや花火大会といったイベントに足を運んだりといった機会が増えることと思います。

天気予報を確認し、「気温と湿度を気に掛ける」「水分補給をこまめに行う」といった熱中症対策に加え、急な大雨といった災害に対する備えも、しっかりとしておきたいものです。

子どもたちにとって、安心・安全で楽しい思い出いっぱいの夏休みとなってほしいと思います。

熱中症や災害への備えに関する過去のメルマガも併せてご覧ください。

741号「熱中症にご注意」(令和3年6月3日)

744号「災害への備え、万全ですか?」(令和3年6月24日) など

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