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すこやかマガジン第846号

何となく…

9月21日配信

みなさん、こんにちは。

日中は30℃を超える日が続いていますが、朝夕は若干肌寒くなり、少しずつですが秋を感じられるようになってきました。今年の夏はあんなに暑かったのに「夏バテ」のような感じもなく過ごせたのですが、今頃になって、だるさや疲れを感じるようになってきました。

みなさんはどうでしょう。元気はありますか?食事は摂れていますか?毎日、笑顔でいますか?

何となく元気がない、ずっと疲れている、ちょっとしたことでイライラする、食欲がない…、そんな様子が見られたら、もしかすると「秋バテ」かもしれません。

秋バテとは、秋になっても夏バテのような症状が出たり、夏バテの症状が秋になってもずっと続いていたりすることをいいます。症状は夏バテとほぼ同じで、全身がだるい、疲れやすい、感情が不安定、食欲不振、吐き気や嘔吐、微熱、頭痛、めまいといったものが挙げられます。

秋バテの原因

【原因1】 気温の変化、寒暖差

秋は朝と晩、日中の温度差が大きくなり、体温調節機能が乱れやすくなる時期です。また、室内と屋外の温度差も身体に大きな負荷がかかります。このような寒暖差の中での生活が長引くほど体温調節機能は乱れやすくなり、自律神経の乱れに繋がります。

【原因2】 食生活

冷たい飲み物、食べ物を多く摂り続けると、内臓が冷え、消化機能が低下します。食欲がないからとサッパリしたもの(冷たいもの)を摂ることで更に消化機能が低下します。

【原因3】 水分、ミネラルの不足

夏であれば、「熱中症」対策もしますが、朝晩が涼しい秋はついついその意識も薄くなります。

一般成人の場合、1日に失われる水分量は約2500mlといわれています(排尿で1600ml、汗や普段の呼吸から出ていく水分(不汗蒸泄)が900ml)。

子どもの場合は成人よりも体重あたりの不汗蒸泄が多いと言われており、子どもの方が体内の水分量が多いことや汗腺が密集していることから、5歳児は一般成人の2.5倍の発汗量だそうです。ちなみに500mlの発汗で約1.5gの塩分が体外に出ているそうです。

汗をかいていなくても、日常の中での水分やミネラルの補給はいつも心掛けておきましょう。

秋バテの対処法

【対処法1】 体を冷やしすぎない

冷たい飲み物を常温にする、温かいみそ汁を飲む、夏の間シャワーで済ませていたのを湯船につかるなど、身体の外と内から冷えを取る(体を冷やさない)ことを心掛けましょう。

【対処法2】 生活リズムを見直す

「秋の夜長」という言葉がありますが、この時期は適度な涼しさで寝つき易い時期でもあるので、しっかりと睡眠をとり、朝は早く起きて、規則正しい生活を心掛けましょう。

秋バテの原因や対処法を簡単に紹介しましたが、ここで注意してほしいのが「何となく」です。「何となく全身がだるい」、「何となく疲れがとれない」、「何となくイライラする」という「何となく」、これを「不定愁訴(ふていしゅうそ)」といい、体調の不調の自覚症状はあってもその原因がはっきりせず、検査をしても病気が見つからない状態をいいます。

この「何となく」が日常生活の中で自然に無くなれば良いのですが、これがずっと続くと身体にいろいろな支障が出てくるようになります。

不定愁訴を訴える子どもが多くなっているそうですので、お子さんの「何となく…」を見逃さないように注意してあげてください。

【参照】https://hiyakiogan.co.jp/childcare_column/1422/

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