1. HOME
  2. ブログ
  3. 講座・イベント情報
  4. 2025/10/03 子育て・家庭教育セミナー2

まなびネットいわて

講座・イベント情報

2025/10/03 子育て・家庭教育セミナー2

実施日:令和7年10月3日(月)

事業報告

昨年に引き続き、黒澤 哲(くろさわ あきら) 氏 をお迎えし、発達障害への理解と発達障害のある子どもが不登校などの二次的な問題につながらないための大人の関わり方やサポートの仕方について事例や当事者の方のお話、演習から分かりやすく説明いただきました。

 講師:NPO法人自閉症ピアリンクセンターここねっと  常務理事
    仙台市自閉症児相談センター センター長
              黒澤 哲 氏

【講義1】「発達障害の子どもと不登校」~どの子も自分らしく歩むために~
◆発達障害の理解◆
・発達障害は定型発達の子ども達と発達の仕方が異なる。
・脳の働きが違うため、物事を学ぶ方法が異なる。
・想像することが苦手。
・集団から孤立しやすい傾向。そのため未学習、誤学習がおこりやすい。誤学習は抜けにくい傾向がある。
 ※特にメディアづけになると影響大。
・育てにくさから愛着形成がうまくいかないことも。
・自分を理解してくれない人が多い環境で過ごしている生きづらさを感じ、二次的な問題へのリスクが高い。
・学齢期に生きづらさが現れてくる。

◆二次的な問題とは◆
・外に向かうと暴言、暴力、ルール違反など。内側に向くと自己否定、不登校、ひきこもりなど。
・二次的問題は思春期以降に現れることが多く、成人期に与える影響大。(意欲無し、ストレス回復の方法がわからない、1対1の関係が築きにくい など)
・二次的な問題の要因となること…強制、過干渉、保護的、無関心。

◆二次的な問題を防ぐためにできること◆
・体験活動を増やしていく。
・できることを保障。できないことを無理強いしない。
・子どもにとってはマイナスの状況をためていっている手前の段階で気づいてあげる。
・大人との関係づくり→傾聴、受容とすすめていく。

「『学校に行きたくない』は子どもにとって最終段階。相談すれば解決につながる。人と関わるのは良いことだと思えることを知らせていく。『みんなと一緒・同じ』よりも「その子の心の健康」を。子ども達の未来の姿を想像した関わりを。」とおっしゃっていました。

【講義2】「Q&A」(事前質問より)
参加者の皆さんから事前にいただいた質問に講師よりひとつひとつ丁寧に回答していただきました。そして、支援する際には関係機関との『連携』と、当事者の方、保護者への『傾聴』が大前提になると説明がありました。

◆連携◆
支援の質をあげるために欠かせない。当事者の方の生活の情報を集め、アセスメントし、連携していくこと。情報交換することから連携が始まる。

◆傾聴◆
当事者や保護者への肯定的な言葉がけと、傾聴で一旦受け止め、関係を築いていくことから始まる(人と関わるときの大前提でもある)。その上で、感情的にならず、事実をベースに話をすすめること。

支援者主体にならないよう、当事者の気持ちや考えを聞き取り、確認して一緒に進めていくことが大切で、日頃から様々な研修に参加するなど情報に触れ、多くの経験を積み、当事者や保護者の立場に立って考えられるようにすることが大切だとおっしゃっていました。

【交流会】(参集参加者のみ)
4つのグループに分かれ、黒澤氏の講義から感じたことや日頃子ども達と関わる中での現状や悩みなどを話し合い、交流を深めました。自分とは異なる立場で子どもと関わる方の話に耳を傾け、知見を広げられました。
グループ内で出た悩みには、講師よりアドバイスをいただきました。皆さん、メモを取ったり、頷きながら熱心に聞き入っていました。


【受講者の感想】
・「定型発達」の子どもと「非定型発達」の子どもとでは発達の順番が違うこと、「誤学習」など初めて知ることが多くあった。
・人と関わることに成功体験がないと、大人になった時に助けを求められない人になってしまうことは非常に恐ろしいことだと思っ た。
・『学校に行きたくない』は不登校の始まりではなく、最終段階だということに衝撃を受けた。そうなる前に、児童理解をしっかりと行いたいと思った。
・「関連機関と連携」について実際どのようにしていけば良いのか、具体的に教えていただき良かった。
・本人をよく見て、よく話を聞き、よりよい方法を提案すること、一緒に考えることで信頼関係を築くことが大切だと思った。これは、障害に関係なく、誰と関わる場合でも必要なことだと感じた。

【受講者の評価】

A (有意義)90.3%
B (どちらかといえば有意義)9.7%
C (どちらかといえば有意義でない)0%
D (有意義でない)0%

【担当者から】
『「感じ取る目と心」想像力から共感力へ』という黒澤氏の最後の言葉が印象的でした。この研修を通して、一人でも多く、子どもと共に歩んでいく支援者が増えていくことを願います。

申し込みフォームはこの要項の下にあります。
実施担当:[生涯学習推進センター]
実施要項PDF)  ちらしPDF

1 目 的
発達障害について理解を深めるとともに、発達障害のある子どもと不登校の関係やサポートの仕方を学び、子育てについてのスキルアップを図る。

2 主 催
岩手県教育委員会

3 主 管
岩手県立生涯学習推進センター

4 対 象
(1) 青少年・家庭教育・子育て等の相談機関担当者
(2) 県や市町村の家庭教育支援・子育て支援担当者
(3) 社会福祉協議会の担当者
(4) 学校関係者(小・中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校の教職員や保護者、大学関係者)
(5) 幼稚園・保育園・認定こども園等関係者および保護者
(6) 放課後児童クラブ・放課後子ども教室、放課後等デイサービス、子育て支援拠点事業関係者
(7) 県子育てサポーター、NPO法人、子ども食堂関係者、子育て支援に携わるすべての方

5 定 員 
(1)参集による受講50名
(2)オンライン配信(YouTubeライブ)による受講  無制限  ※講義1・講義2のみ  ※参加者限定オンデマンド配信あり

6 期 日
令和7年10月3日(金)

7 会 場
岩手県立生涯学習推進センター
  〒025-0301 花巻市北湯口2-82-13
   TEL 0198-27-4555  FAX 0198-27-4564

8 受講申込み
「まなびネットいわて」から申し込んでください。
【申し込み締め切り9月25日(木)】

9 日程
10:00~12:00【開会行事/講義1】(受付 9:30~)
12:00~13:00   昼食休憩
13:00~14:00【講義2「Q&A」(事前質問より)】
14:10~15:00【交流会】※グループに分かれ、日頃の悩み等について話し合います
15:00            【閉会行事】

10 内容
  「発達障害の子どもと不登校~どの子も自分らしく歩むために~」
〈講師〉NPO法人 自閉症ピアリンクセンターここねっと 常務理事
    仙台市自閉症児相談センター センター長 黒澤 哲(くろさわ あきら)氏

発達障害のある子どもは不登校へつながりやすいと言われています。発達障害や発達に特性のある子どもについて理解を深め、すべての子どもが自分らしく生きていくためのサポートの仕方を学びます。

11 携行品
(1)参集にて参加の方は、所属で使用している名札
(2)研修会資料は、Webサイト「まなびネットいわて」の特設ページに掲載します。
受講者自身で資料を印刷、またはタブレット等にダウンロードの上、ご準備くださるようお願いします。

12 受講者旅費
派遣者において負担願います

13 その他
(1)事前の質問は9/18(木)まで受け付けます。お申込みの際、申込みフォームの「その他」の欄に質問事項をご記入ください。
(2)同一所属所内で複数人が参加される場合、申込みフォームの「その他」の欄に、筆頭者以外の方の必要事項を記入して申し込むことも可能です。
(3) 参集にて参加の方は、昼食を各自ご用意ください。
 近隣のコンビニまでは車で10分程度かかりますのでご注意ください。
(4) 県立生涯学習推進センターまでの交通案内及び駐車場は下記よりご確認ください。
「まなびネットいわて」>[生涯学習推進センター]>[アクセス]

関連記事