すこやかマガジン第955号
週末は「博物館で親子トーク」してみませんか?
博物館と聞くと、「むずかしい」「社会科が苦手だから…」そんなふうに感じる方も多いかもしれません。実は私も社会科は得意ではなく、ずっと敬遠していました。
しかしある時、昭和レトロな道具やおもちゃがずらっと並んでいる博物館に行く機会がありました。ケースの中を見て回っていると、近くから親子の会話が聞こえてきました。
「ねえねえお母さん、これなあに?どうやって使うの?」「えー、なんだろう?わかんない…。あ、こうやって使うんじゃない?」そこから2人の“想像の会話”がどんどんふくらんでいきました。
すごく気になって、親子がその場を離れたあと、その道具を見にいくと、そこにはヘルメットのような被り物が箱に入って展示されていました。でも箱にははっきりとした説明がなく、解説キャプションもありません。だからこそ、誰かと話したくなるような展示でした。
もしそこに“正解”が書いてあったら、読んで「ふーん」で終わってしまったかもしれません。でも、説明がないからこそ、親子は自由に想像し、会話を楽しむことができたのです。
その様子を見て、私は思いました。「知識がなくても楽しめるんだ。むしろ、親子で一緒に考えることが“楽しさ”なのだ」と。そして、もしそのあと図書館で調べることができたなら、その子にとってはきっと“自分で見つけた学び”として深く刻まれるのではないかと、そんなふうに感じました。
博物館に“展示を見に行く場所”という前提で出かけるのではなく、親子で一緒に悩んだり、想像を楽しんだりする“学びの相棒”として訪れてみるのはいかがでしょうか。「どう思う?」「どこを持つ?」「これってひとり用?ふたり用?」そんな問いかけだけで、展示物は親子トークのきっかけに変わります。
博物館は“知識を覚える場所”だけではなく、親子で思わず「へぇ~」と声が出る場所でもあります。その小さな「へぇ」が、会話を豊かにして、子どもの学びの芽をそっと育ててくれます。 今度の週末、ふらっとのぞいてみませんか?きっと、親子の対話がひとつ増えるはずです。
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