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講座・イベント情報

地域安全防災研修会 事業報告

実施日:令和5年9月15日(金)
実施主管:[生涯学習推進センター]

地域のつながりや命を守るという視点から地域防災について学ぶこと、日常生活に取り込める防災・減災に関する知識や方法を学び、イベント・講座等の企画に活かすことを目的に開催しました。地域防災に関心のある県及び市町村の生涯学習・社会教育関係者、地域づくり団体やNPO法人関係者、学校関係者32名が参加しました。

【説明】  「いわての復興教育」と「防災教育」
はじめに、岩手県教育委員会事務局 学校教育室 産業・復興担当 桂康博主任指導主事から「『いわての復興教育』と『防災教育』」についてご説明いただきました。
「いわての復興教育」プログラムの変遷や理念、3つの教育的価値である「いきる」「かかわる」「そなえる」に関わる21の具体的項目について、さらに、地域との連携・コミュニティづくりとしての復興教育、また、より実践的・実効的な防災教育について各地域での事例を県内の学校で使用されている副読本を用いながら丁寧に説明をしていただきました。
学校で行われている復興教育・防災教育について初めて知ったという受講者も多く、「自ら」という点を大切に復興教育が行われていること、学校と地域のつながりの大切さについて改めて学ぶことができました。

<桂 康博 主任指導主事>

<いわて復興教育 副読本>

【講義・演習】「すぐにできる『ゆるっとアウトドア防災』」
後半は、アウトドア防災ガイド(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 博士課程)のあんどうりす先生から、災害時のアウトドアの知識やグッズの活用法や、アプリを活用した防災、災害時に使用するような物を普段から使い慣れておくことなど、たくさんのことを御教授いただきました。
また、演習では実際に携帯トイレとコーヒーを使っての匂いの漏れ方や固まり方の実験、重い物を持ち上げる方法や風速1mや水深50㎝を部屋の中で体感するなど、各地域での防災学習で即実践できるような内容も体験を通して学びました。

<あんどう りす 先生>

<ばねばかりで水圧を体験>

<携帯トイレってどんなもの?>

【受講者の声】                            
●復興教育を子どもだけでなく、地域住民みんなで共有し合えるよう仕掛けていけたらと思った。
●アウトドアの観点から、とてもわかりやすく防災を学ぶことができた。
●アウトドアが、こんなに防災につながるとは思いもしなかった。
●研修内容はもちろん、参加者の方々とたくさん交流できたのが良かった。

【受講者の評価】                            
A(有意義)                                 87.5%
B(どちらかといえば有意義)            9.4%
C(どちらかといえば有意義でない) 3.1%
D(有意義でない)                            0%

【担当者から】                              
学校現場でどのような防災教育が行われているかを市町村職員や地域づくり団体等の方々に理解してもらうことは、地域の防災力を高めるだけではなく、人づくり・つながりづくり・地域づくりの観点からも非常に意義のあることだと感じました。今回の研修会を通して得られたたくさんの情報と参加者同士のつながりを基に、各地域の特色を生かした事業展開をしていただければ幸いです。

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