2.乳幼児期の子育てのために④

~子育てワンポイントアドバイス~

(16)子どもに寄り添う

子どもが自立し始める幼児期には、直接手をかけることを減らして子どもに任せていくことを 多くしていかなくてはなりません。けれども、だからこそ、目も心もしっかりと子どもに向けて、 今何が必要な手助けなのかを見極めて相手をすることが大切です。 なんでも自分でやりたがるこの時期「勝手にやりなさい」と放っておくのではなく、 見守り、励まし、認めて自分でやってできたという満足感を味わわせましょう。 知りたがり屋で「これなあに?」と次々たずねるのも、 「反抗期」と呼ばれる強い自己主張が見られるのも、この時期。子どもの気持ちを探り、くみとり、ていねいに応じながら親子のかかわりを深めていきましょう。

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(17)パパの出番

子どもの毎日は、新しい時間の連続です。目にするもの、体にふれるもの、すべてが新鮮です。 その刺激を受けて子どもは生き生きと反応し、成長していきます。

ママのふところで始まった子どもの人生は、育つにつれてもっと広い世界へとはばたき始める、その第一歩がパパとのふれあいです。パパの感触や言葉や行動が、子どもの世界を大きく押し広げていきます。

さらに家族や近所の人たちとのふれあいを通じて、子どもは社会に適合する力を身につけていきます。

スタートラインに立った子どものために、さあ、パパの出番です。 小川の岸辺や、田んぼのあぜ道、森の中、さまざまな舞台が子どもを待っています。

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(18)これからの子育て~視野を広げて~

様々な人やニュースが激しく行ききしています。今や、地球が一つの住み家のようになってくるように見えます。 アンデルセン、イソップ、ファーブルなどのお話の世界。スパゲッティ、 バナナ、オレンジ、エビやおそばなどの食べものも、また、 紙、石油、服、おもちゃなど身の周りのどんなものをみても世界中の国の話が出来ます。

外国語を教えることも大切ですが、子ども達が自分の考えをしっかり表現でき、 等しく相手を理解する力と心を養いましょう。外国の話を聞くのは楽しいものです。 そして自分の生まれ育った町や村を語れることはもっと楽しいことです。21世紀には本当に豊かな日本の国を担える子ども達に育ってほしいものですね。

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(19)再びパパママへ

体調を崩したり、わずらわしい人間関係に巻き込まれた時など、子どもの寝顔を見てふっと心がなごみ、 晴れ晴れとすることがありますね。かと思うと、ちょっとしたことで、頭ごなしに子どもをどやしつけたり、時にはピシャッと手を出してしまったり・・・

遠い昔、自分の両親にも、やっぱり同じようなことがあったにちがいありません。 思い出すと、両親がたまらなく懐かしくなりますね。

一から十までそっくり同じではないけれど、人間はずいぶん似たような人生をくり返すんですね。

この子もやがて親になった時、やっぱり同じようにして子どもを育てるのでしょう。いとおしくなりますね。

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