2.乳幼児期の子育てのために①

~子育てワンポイントアドバイス~

(1)新米パパ・ママへ

みなさんは、わが子への基本的なしつけは何であり、その際の親の役割は何かを、 はっきり知りたいという願いでいっぱいでしょう。

家庭が明るく、なごやかな雰囲気につつまれ、そして親の愛情と知識と技がそなわっていれば、 子どもは安心して生活ができ、望ましい成長が期待できるのです。あなたなりにそれに向かって努力してみましょう。

子どもは、いつでも一緒にいる親の後姿や横顔をみて育っています。このことを心にしっかりと止めて、親も子も共に成長していってほしいものです。

乳幼児期は、人間一生のうちで最も成長のめざましい時期です。まず心身の発達状況を良く知ることです。

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(2)あんよは上手

『這えば立て、立てば歩めの親心』
子どもが一人立ちし、歩き始めるともう赤ちゃんではありません。歩き始めた頃の子どもは、一歩一歩力を入れ、自分の足がふみしめる大地の感触を確かめるように歩きます。 そして一歩歩いては転び、二歩あるいては転びながら、一人で起きあがり、また歩き始めます。 親はこんな子どもに「さあ立ってごらん、そう立てたね」と励まし声援をおくります。 ここには、子どもの成長・発達の姿が見事に表現されています。

子どもは一歩一歩ゆっくりと着実に成長発達していきます。しかし、転ぶことも度々です。でも親はすぐ手を出さずに子どもの成長をじっと見守ってあげましょう。

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(3)おむつのはずし方

「おしっこたくさん出てよかったね」「うんちいっぱいしてよかったね」 「ほうら、いい気持ちでしょう」やわらかい洗いざらしのおむつに取り替えてもらったら とても気持ちよさそうです。優しい言葉をたくさんかけてあげながら、こまめに取り替えてあげましょう。 心地よさを感じてくれたらしめたものです。おむつが汚れていない時に便器に座らせて うまく排尿できたら誉めてあげましょう。なんども繰り返すうちに、便器での排泄にも慣れていくでしょう

おむつやパンツを汚したことを怒らず優しく声がけしながら励ましてあげましょう。

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(4)赤ちゃんのことば

「マママ・・・ブーブー・・」と発声練習をしていた赤ちゃんが「ママ」とか「ウマウマ」 とか意味のある言葉を話し出した時、親はとてもうれしいものです。

子どもが言葉で自分の気持ちを伝えることができるようになると、子どもの世界はとても豊かになります。 でもこの時期の子どもの言葉は気持ちを十分伝えるには不足しています。 親は子どもの言いたい気持ちをゆっくり聞いてあげて、正しい言葉で返してあげましょう。

かわいいと言って親まで赤ちゃん言葉を使ったり、あるいは無理に言葉を教えたりしようとせずに、 親は大人の言葉で子どもの言いたい気持ちを補ってあげましょう。 子どもにたくさんお話することが子どもの言葉の発達を促します。

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(5)離乳食へ

「いつ頃から離乳を始めればいいんですか?」という質問をよく受けます。

昔から「食い始め」といって生後100日前後が、おっぱいだけでなく、 子どもに合った食べ物を与え始めるしきたりがあります。これは、今も昔も変わりありません。

~離乳食を与える三つの大事なこと~
①消化のいい物を軟らかい形で
②始めは少しずつ。食べるからといって、たくさん与え
 ない
③一度いやがっても、あきらめない

ママに好き嫌いがあると、子どもに与える物に片寄りが出ます。ママの好き嫌いをなくしましょう。大人の味つけよりは薄味にすることも必要です。

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