新任生涯学習関係職員研修講座
実施日:令和6年5月9日(木)、10日(金)
事業報告
生涯学習・社会教育の推進に関する基本的な知識・技術を習得すること、また、生涯学習関係職員としての資質の向上を図り、日常業務への意欲を高めることを目的に研修会を開催しました。今年度は2日間開催し、1日目はオンライン研修、2日目はセンター参集研修としました。県及び市町村の生涯学習・社会教育関係者、地域づくりに係わる新任職員や生涯学習・社会教育について学び直しをしたいという方々、計87名が参加しました。
【1日目】生涯学習・社会教育の基本的な知識や考え方、最近の国や
県の動向について学ぶ
1日目はオンライン研修で、3つの講義を行いました。

≪講義➀≫
岩手大学名誉教授 新妻二男(にいつま つぎお)氏から「生涯学習の理念と社会教育」と題し、ご講義いただきました。生涯学習が提唱された背景や社会教育との違い、生涯学習推進の視点等について学びました。

≪講義➁≫
当センター所長 千葉憲一(ちば けんいち)が、「今、生涯学習・社会教育関係職員に求められていること」と題し、講義を行いました。国や県の生涯学習施策の動向と岩手県独自の教育振興運動や地域学校協働活動等について理解を深めました。

≪講義③≫
生涯学習文化財課 社会教育主事 熊谷 啓之(くまがい ひろゆき)が「障がい者の生涯学習の推進について」と題し、講義を行いました。障がいの有無に関わらず共に学ぶ共生社会についての理解を深めるため、基本的な視点や考え方について学びました。


研修1日目 オンライン配信(センター スタジオ)の様子
【2日目】 日常の業務に活用できるスキルを学ぶ
2日目はセンター参集で選択研修を行いました。
いわて子どもの森チーフプレーリーダーの長﨑由紀(ながさき ゆき)氏からは「すぐできるアイスブレイク」について、ジョブカフェいわてキャリアカウンセラーの川村恵(かわむら めぐみ)氏からは「基本から学ぶコミュニケーションマナー」について、当センター社会教育主事の高橋啓(たかはし けい)からは「これからはじめるオンライン配信」について、県障がい者スポーツ協会事務局長の三浦拓朗(みうら たくろう)氏からは「ボッチャなどを通して学ぶ障がい者スポーツ」について御指導いただきました。4つのコースから午前午後それぞれ1つずつ選択し、業務に活用できるものや新たな分野のスキルアップを図りました。
【選択研修 ア】 「すぐできるアイスブレイク」


【選択研修 イ】「基礎から学ぶコミュニケーションマナー」


【選択研修 ウ】「これからはじめるオンライン配信」


【選択研修 エ】「ボッチャなどを通して学ぶ障がい者スポーツ」


【受講者の声】
- 生涯学習の場を作るには自分自身も学び続けなければ地域課題に合ったものを提供できないし、時代だけではなく地域などの周辺の環境も気にしながら作ることが大切だと感じることができた。
- 我々社会教育関係職員はその学びをするための土台を維持し続け、人と人をつなげる役割を担うこと、生涯学習において社会教育は基盤であり、最も重要な機関であることを学んだ。
- 常に「相手意識」をもち各機関と連携を図りながら日々の業務に励んでいきたい。
- 場合によっては準備や片づけを手伝ってもらうことで、参加者のお客様意識をなくすることにもなる。主催者自身が楽しむことが何よりのアイスブレイクと感じた。
- 話すことがあまり得意ではないと思っていたが、結構話せることに気が付いた。
- 障がい者に『配慮』するという意識について、考え方を見直すきっかけになった。
- 障がい者の生涯学習の視点を持つということは、だれにでも応じることができる視点を持つということなのではないかと感じた。
【受講者の評価】
1日目 2日目
A 有意義 100% 100%
B どちらかといえば有意義 0% 0%
C どちらかといえば有意義でない 0% 0%
D 有意義でない 0% 0%
【担当者から】
生涯学習の成り立ちから日常の業務に活用できるスキルアップと多岐にわたる研修内容で、多くのことを得られた2日間だったと思います。幅広い世代間の交流も見られ、生涯学習・社会教育に携わる者同士の強いつながりのできた研修会になったと思います。
申し込みフォームはこのページの下側にあります。
実施担当:[生涯学習推進センター]
実施要項(PDF) ちらし(PDF)

- 1 目 的 (1)生涯学習・社会教育の推進に関する基本的な知識・技術を習得する。
(2)生涯学習・社会教育関係職員としての資質の向上を図り、日常業務への意欲を高める。
- 2 主 催
- 岩手県教育委員会
- 3 主 管
- 岩手県立生涯学習推進センター
- 4 対 象
- (1)県や市町村の生涯学習・社会教育に係わる新任職員
(公民館等、図書館、博物館等の職員を含む)
(2)市町村の地域づくりに係わる新任職員
(3)生涯学習・社会教育について学び直しをしたい方
- 5 期 日
- 令和6年5月9日(木)・5月10日(金)
- 6 会 場
- (1)5月 9日(木) オンライン配信(YouTubeライブ使用)
(2)5月10日(金) 生涯学習推進センター
〒025-0301 花巻市北湯口2-82-13 TEL 0198-27-4555
※なお、5月9日(木)の配信内容は、Webサイト「まなびネットいわて」特設ページにて、5月31日(金)まで受講者限定オンデマンド配信いたします。
- 7 申込方法
- Webサイト「まなびネットいわて」から申し込んでください。
【申込み締切:令和6年4月26日(金)】
- 8 日 程
- <5月9日(木)オンライン配信>
13:00 開会
13:05~ (1)講義①
14:40~ (2)講義②
15:25~ (3)講義③
15:55 諸連絡
<5月10日(金)センター参集>
9:30~ 受付
10:00~ (4)選択研修①
12:00~ 昼食・休憩
13:00~ (5)選択研修②
15:00 閉会
- ※選択研修会場で閉会
- 9 内 容
- 【5月9日(木)】※YouTubeライブ配信
(1)講 義① 13:05~14:35 (90分)
「生涯学習の理念と社会教育」
岩手大学 名誉教授 新 妻 二 男 氏
(2)講 義② 14:40~15:20 (40分)
「今、生涯学習・社会教育関係職員に求められていること」
岩手県立生涯学習推進センター 所 長 千 葉 憲 一
(3)講 義➂ 15:25~15:55 (30分)
「障がい者の生涯学習の推進について」
岩手県教育委員会事務局生涯学習文化財課 社会教育主事 熊 谷 啓 之
【5月10日(金)】※生涯学習推進センター参集
(4)選択研修 ①10:00~12:00 ②13:00~15:00
※2つ選択して研修します。①②とも演習内容は同じです。
※選択が希望通りならない場合は、当方から連絡いたします。
※選択研修において①②の割り振りは当方で行うことをご了承ください。
ア 「すくできるアイスブレイク」
岩手県立児童館いわて子どもの森
チーフプレーリーダー 長 﨑 由 紀 氏
イ 「基礎から学ぶコミュニケーションマナー」
ジョブカフェいわて キャリアカウンセラー
ウ 「これからはじめるオンライン配信」
岩手県立生涯学習推進センター 社会教育主事 高 橋 啓
エ 「ボッチャなどを通して学ぶ障がい者スポーツ」
一般社団法人 岩手県障がい者スポーツ協会
事務局長 三 浦 拓 朗 氏
- 10 研修会資料
- 研究発表会に係る資料はWeb サイト「まなびネットいわて」特設ページに掲載します。参加者自身で資料を印刷、またはタブレット等にダウンロードの上、御準備くださるようお願いします。
- 11 受講者旅費
- 派遣者において負担願います。
- 12 その他
- (1)学び直しとして参加される方は、希望する研修のみでも受講可能です。
(2) 2日目の昼食は、各自ご用意ください。
(3) 県立生涯学習推進センターまでの交通案内及び駐車場は下記よりご確認ください。
「まなびネットいわて」>[生涯学習推進センター]>[アクセス]