実施日：８月８日（火）
実施担当：［生涯学習推進センター］

事　業　報　告

　「社会人として身につけておきたい、ビジネスマナーの基礎基本を学ぶ」「具体的な事例や演習を通して、良好な関係づくりのためのコミュニケーションスキルを学ぶ」を目的とし、研修講座を開催しました。小・中・高の教職員を中心に44名が受講し、講義とペアワークを通して、マナーの意義や所作のポイント、コミュニケーションの心構えを学びました。

＜講　　師＞
　コミュニケーションアドバイザー
　電話応対技能検定指導員・試験官産業カウンセラー　　　　　田原　美晴　氏

【講義・演習①】「ビジネスマナーの基礎・基本」 　

　講義の始めに、田原先生は「マナーは愛である。真の礼儀とは相手に対する思いやりの気持ちが外にあらわれたもので、礼儀の最高の姿は愛と変わらない」とお話をされました。お辞儀をする相手を、自分の好きな人と思って見つめることが、礼儀を伝えるポイントである、というアドバイスが印象に残りました。また、お辞儀の角度や言葉遣いなど、具体例を挙げて分かり易く解説していただきました。電話対応の講義では、良い例、悪い例を当センター職員が実演することで、より現実味のある内容となりました。

＜実践でお辞儀の角度を確認する受講者＞

＜名刺交換の場面＞

【講義・演習②】「職場内外でのコミュニケーションを円滑にする方法」

　午後は、相手を受け入れる話の聴き方を、ペアワークで実践しました。ただ聴くのではなく、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションを一致させて聴くというコツを細かく教えていただきました。意識して話を聴くことにより、実践後の会場の雰囲気がとても良くなったのが、受講者の皆さんの表情から伺えました。また、伝わりやすい話し方のヒントやクレーム対応など、幅広くコミュニケーションを円滑にする方法について教えていただきました。

＜ペアワークで「自分の好きなもの」を熱く語る受講者＞

【受講者の声】

• マナーもコミュニケーションも相手を思いやることを大切にするからこそ、上達していけるということを学んだ。今後の仕事に生かしていきたい。
• 学生時にもビジネスマナーやコミュニケーションの講座を受けたが、改めて社会人1年目となり、自分のために今、何が必要なのかを見つけることができた。
• 働き始めて、職場の先輩や保護者など、目上の人と関わる機会がとても多い中、うまくコミュニケーションをとれず悩んでいた。今回は、マナーを含め、人との関わり方について様々なお話を聞き、できることから実践していけば、今までよりいい関係がつくれそうだと希望を持つことができた。

【受講者の評価】

A（有意義）　　　　　　　　　　　 　８９％
B（どちらかといえば有意義）　　　　 １１％
B（どちらかといえば有意義ではない） 　 ０％
D（有意義でない）　　     　　　　　　　０％

【担当者から】

　普段、何となく行っていた来客対応や電話対応など、受講者の皆さん含め、自分自身も見直すことができるいい機会でした。コミュニケーションのスキルを高めたいという意気込みのある方が多く、意欲に満ちた研修講座でした。