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社会教育指導員・地域づくり関係職員等研修講座(事業報告)

実施日:令和5年5月26日(金)

事 業 報 告

 地域の人材と資源を生かした地域交流や学習プログラムの在り方、地域との関係づくりやアプローチの手法について学ぶことを目的に、研修会を開催しました。社会教育や地域づくりを担当する職員等22名が受講し、グループワークを通じて日頃抱えている悩みを出し合い、解決策を模索しました。その話し合いの中で、地域との関係づくりに役立つ「等話」の手法を学びました。

【講義・演習】 ~「等話」で育む地域との関係づくり~

 午前は、初めに「等話」の体験を行いました。参加者の自己紹介では「事業で取り組んでいること、今後取り組みたいこと、課題になっていること」を話し、全員が聞き合いました。その後ペアで「互いの取り組みたいことや課題」に対し、「等話」の手法を用いてアドバイスをし合いました。参加者の皆さんは、「等話」によって話が盛り上がることを、実感されていました。

【等話の心がけ】

  1.  今、目の前の人との出会いに感謝する。
  2.  お互いの話す時間が平等になるよう、心がける。
  3.  自己完結せず、短く話して、問いかける。
  4.  相手の話に耳を傾け、返答し、短く話して、また問いかける。
  5.  この場で生まれる話を、ともに作ろうと心がける。

                    『等話』(新評論、2021年)

<松田 道雄 氏>

<ペアでの等話の様子>


 午後は4人グループで「等話」を実践。それぞれが日頃抱えている問題を共有したあと、それをもとに課題を設定し、解決に向けた話し合いを行いました。その内容をA3用紙に書き出し、「課題設定」「テーマ(具体的ネーミング)」「内容(ことば・図・イラスト)」「効果(期待される)」の順に並べてホワイトボードにはり出し、紙芝居プレゼン方式でグループごとに発表しました。

<4人グループの等話による話し合い>

<4コマ紙芝居プレゼンによる発表の様子>

<4コマ紙芝居プレゼンの発表内容>

【受講者の声】

  • こんなに自分の身になったなと感じる研修会は、初めてでした。
  • 「等話」は少し意識することでできることが分かりました。相手が何人でも何歳でも使えることだと思うので、今後生かしていきたいです。
  • 気付きの多い研修でした。これまでの経験の振り返りや、これからチャレンジしようとしていることの論点整理ができました。明日からさっそく「等話」を実践していこうと思います。
  • 傾聴が大切という講義は聞いたことがありましたが、話を聴くだけでなく会話することも大切だと学びました。

【受講者の評価】

A(有意義)            85%
B(どちらかといえば有意義)    10%
C(どちらかといえば有意義でない)  5%
D(有意義でない)          0%

【担当者から】
 参加者同士の交流時間を多く設定したことで、すぐに「等話」に慣れ、和やかな雰囲気の中にも活気ある演習になりました。また、参加者の方々の、地域づくりに対する熱意が感じられ、学びの多い研修会になったと思います。

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