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講座・イベント情報

人づくり・地域づくり関係職員等研修講座(花巻会場)実施報告書

9月28日(木)

実施担当:[生涯学習推進センター]

事 業 報 告

障がい者の生涯学習推進の意義と現状及び課題について学ぶとともに、先行実践事例から解決の方策を知ること、参加者同士による主体的・対話的な交流を通して今後の解決の糸口を探ることを目的とし、研修会を開催しました。講義・事例発表・演習のプログラムで行い、27名の方に参加いただきました。

【講 義】

(左)講師
   国立市教育委員会教育部公民館館長補佐・生涯学習課課長補佐兼任 
   社会教育主事  井口 啓太郎 氏
(右)東京都国立市の事例発表
   国立市教育委員会教育部公民館主任  針山 和佳菜 氏

「障がい者の生涯学習を支える~政策動向と実践事例から~」と題し、井口氏にご講義いただきました。文部科学省の施策や調査結果を中心に、実践紹介動画も交えながら、障がい者の生涯学習に関する現状と課題についてお話しいただきました。また、国立市公民館の事例発表では、針山氏より「コーヒーハウス」に集う方々の活動の様子を紹介していただきました。この素晴らしい取り組みについて井口氏からは「国立市公民館の事例をそのまま真似するのではなく、大切なのはエッセンスを取り入れること。皆さんのすでにある事業を生かし、障がい者の学びの場を拡げるためのはじめの1歩として『0から1』ではなく『9から10』を考えてみませんか?」というコメントをいただき、受講者の共感を得ていました。

【事例発表・演習】

障がい者の生涯学習支援モデル事業を全国で一番先に始めた、秋田県の生涯学習センターの柏木睦氏に事例発表をしていただきました。調査研究を積み重ねた成果が市町の事業に展開しており、仙北市中央公民館の佐々木幸美氏の発表につながりました。県と市町がうまく連携した事例は、受講者にとって大いに参考となる内容となりました。次に、中部教育事務所の秋澤美加子氏による進行で、講義や事例発表をふまえた受講者同士の交流が行われました。そこでは新たな気付きが生まれ、今後の事業の展開につながるような話し合いとなりました。

事例発表者
(左)秋田県生涯学習センター 副主幹(兼)事業班長 柏木 睦 氏
(右)仙北市教育委員会生涯学習課 中央公民館 社会教育専門官 佐々木 幸美 氏

<演習の様子>

【受講者の声】

●すでにある事業を生かすという『9から10』という考え方で気持ちが楽になった。人とつながることでできることも増え、背中も押してもらえることを強く感じた。
●とてもたくさんの気付きがあった。まずは第一歩をふみ出せるように考えていきたい。
●障がいの有無に関わらず、対個人として交流するためには、障がいによる障害を理解していくところから始めていく必要性を感じた。体験して理解を深めるのは、大切だと思う。
●秋田の方はみなさんお話が上手!楽しい語り口で内容がわかりやすく感じた。自分ができることを考える仲間や味方は必ず見つかる、という言葉が印象的だった。まずは、行動すること。ありがとうございました。

【受講者の評価】

A(有意義)            100%
B(どちらかといえば有意義)      0%
C(どちらかといえば有意義でない)   0%
D(有意義でない)           0%

【担当者から】

 演習で受講者の皆様が意欲的に話し合われている様子が印象的でした。日頃抱えている問題やアイディアを出し合うことで、まずは一歩を踏み出したいと思っていただけたようです。その気持ちをぜひ行動につなげていただければと思います。

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