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子どもの読書活動推進

テーマ9 災害を見つめ立ち上がる


本のタイトルをクリックすると、紹介文を読むことができます。
※今回の改訂で新たに掲載された本はオレンジ色で示しています。

【選書テーマ9の本を読む前に】
 このテーマでは、2011年3月11日に発生した東日本大震災津波をはじめとする自然災害に関係する本を紹介しています。災害などの出来事を取り巻く人と人とのふれあいや教訓を風化させずに後世に伝え、明るい未来を創るための道しるべとなるように願い選書したものです。
 しかし、震災の記憶や体験は人それぞれであり、つらい気持ちが心に重く残っている人がいるのも事実です。このテーマの本を読む時には自分の心の状況を見つめ、また、他の人に紹介するときには、相手の気持ちや状況を思いやりながら活用していただければと願っています。

もう会えない人の記憶が、今の私に勇気をくれた。
 「その人のことを覚えている人がいるというのは、とてもたいせつなこと」。2か月だけ住んでいた町に五年ぶりに戻った小学六年生の真莉愛は、「まさき」という名前と「虎舞」という響きに幼い頃の記憶を呼び起こされ…。孤独だったかつての自分にただ一人声をかけてくれた人であり、もう二度と会えない「まさき」の生きた記憶を探す物語です。

小さな力も、被災地を励ます大きな力になる。
 多くの避難所で力を合わせ困難に立ち向かった東日本大震災。岩手県山田町にある旧大沢小学校もその1つです。避難所となった学校で、力
を合わせ困難に立ち向かう大人たちの姿を目にした子どもたちは、自分たちにも何かできることは無いかと動き出します。震災の記憶とともに、逆境を乗り越える勇気と人との絆の大切さを教えてくれる1冊です。

地域ごとの課題、そこで生きる人々の思いを映す。
 震災の記憶を伝える「アーカイブ施設」や「震災遺構」というものがあるのを知っていますか。この本では、福島・宮城・岩手にある12の施設を通して、津波の恐ろしさや原発事故の現実、そして未来へ向けた歩みを知ることができます。震災から何を学び、伝えていくかを一人一人が考えるための新しいガイドブックです。

地学・海洋科学などの科学者たちが簡潔に伝える解説本。
 気象災害にあふれ、地震大国、さらに火山列島でもある日本。科学の視点でそのメカニズムを示してくれます。特徴は、よく耳にする災害関
連の用語の意味を解説したり、「それって何?」「どうして起こるの?」という質問ひとつひとつに対して答えたりしていること。だから、どのページからでも気軽に読むことができます。加えて、命を守る具体的対策の紹介もあります。

大槌町で生き、考え、伝え続けるひとりの女性の物語です。
 この自伝的ノンフィクションによると、著者は生まれ育った地元に感心が薄く、病弱で引っ込み思案な性格だったと振り返ります。東日本大
震災後に復興支援団体で活動したことをきっかけに、正しい情報の発信を目指した「大槌新聞」をひとりで立ち上げます。「このまちは、いつか絶対良くなる」と奮闘する姿は感動的であり、地域に希望を灯します。

同世代の君たちに伝えたい。あの日のこと、これからのこと。
 東日本大震災当時、小学校5年生だった3人。目の前で起こった出来事をどのように受け止め、どのような思いで震災と向き合って過ごしてきたのかを、自分の言葉で率直に語っています。これからの自分の生き方を見つめながら、過去と未来をつなぐ役割を果たそうとする姿勢は、同世代の皆さんの心にもきっと響くことでしょう。

おち合う場所へ全力疾走。合い言葉は「津波てんでんこ」。
 今に至るまでの日本で起きた津波などの災害について知ることができます。そして津波の恐ろしさや地震の発生するわけなども詳しく教えてくれます。様々な時代に起きた津波の教訓も書いてあり、それをしっかり受け継ぐことで、津波の被害を減らすことができると思います。津波を体験していない人もこの本を読んで欲しいです。【中学生推薦】

震災を風化させないために、今、皆さんに考えてほしい。
 福島第一原発事故から14年、能登半島地震から1年。多くの人が、現在も復旧と復興に向けた日々を送っています。「たくさんのものを失ったけれど、絶対にあきらめないことだけは、誓ったんです。」当時を生き抜いた人々の記録や復興への思いが率直に語られています。被災者の力強い言葉が今を生きる私たちの心に深く刺さります。

なぜ三陸鉄道は三年で完全復活することができたのか?

 東日本大震災で三陸鉄道も大きな被害を受けました。「鉄道は動かなければただの固まりだ。オレ達を待ち望んでいる人がいる。」という社長の熱意が、社員、地域、自治体に広がっていきます。地域の人達に支えられながら、乗客の安全を第一に考え行動したあの日から復活までの奮闘と情熱が、ここに描かれています。

小さな積み重ねが異常気象を防ぐことにつながります。
 異常気象がなぜ起こるのか疑問に思ったことはありませんか?そのナゾに対して自分で予想を立てながら観察や調査を通して理解を深めるこ
とができます。近年、大雨や猛暑が様々な災害に発展しており、決して他人事ではなくなっています。異常気象のナゾを知ることによって、自
分にも地球のために何ができるか気づけるはずです。

災害史を読み解きながら、再び発生する災害に備えよう。
 史実をたどりながら、わかりやすく解説します。マンガやイラスト、図解などで読者に理解を促すだけではなく、物語仕立てになっているので、当時の状況や人々の思いが伝わり、感動を覚える場面もあります。「災害史のよみときが未来をつくる」。歴史学者である著者の声を聞いてください。いつかまた来るその時に備えて。

 読書バリアフリーとは、障がいの有無にかかわらず、すべての人が自分に合った方法で読書を楽しめる社会を目指す取組です。ここで紹介するものの中には、近隣の図書館で利用できるものもありますので、興味のある方は相談してみましょう。
🔵アクセシブルな書籍
 大きな文字で読みやすい「大活字本」、音声や画像で読める「デイジー図書」、点字で読める「点字図書」等、目の見えない方や目の見えづらい方等も多くの本に出会えるよう工夫されている本があります。
🔵読書支援機器
 行を追いやすく集中しやすい「リーディングトラッカー」、かけるだけで手元が大きく見える「眼鏡型拡大鏡」、画面に映して大きく読める「拡大型読書器」など、一人ひとりの見え方や読み方に合わせて、読書の楽しさや情報へのアクセスを広げてくれる道具があります。

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