すこやかマガジン946号
2025.12.4配信
マルトリ予防を考える
こんにちは。12月に入り今年も残すところ1カ月をきりました。年の瀬に向けてあわただしい日々が続きますが、風邪・感染症には十分お気を付けください。
先日、前号でお伝えしたマルトリについて、子育て・家庭教育セミナー3を当センターで開催しました。福井大学子どものこころの発達研究センター教授の友田明美先生から、大人から子どもへの避けたいかかわりマルトリートメント(以下「マルトリ」)についてご講義いただきました。
講義ではマルトリが子に与える影響や、マルトリの予防策について詳しく教えていただきました。友田先生は小児科医でもあり、実際にマルトリを受けた子の脳が物理的に変化しているという症例・画像も提示していただきました。本当に脳が収縮してしまっていることに驚きました。
マルトリには普段私たちが何気なくしてしまいそうなこと、例えば「子どもを一人で留守番させる」「お風呂から上がった大人が裸でうろうろする」なども当てはまるそうです。私も学校現場で子どもと接したとき、感情的になって怒鳴りつけてしまったり、他人と比較してしまったり、長々と説教をしてしまったり…心当たりがたくさんあります。
友田先生はマルトリが増加している背景にも触れ、養育者の孤立化(=孤育て)を指摘されました。マルトリは「ストレスや子育てへの悩みを抱える養育者のSOS」なのだそうです。「社会全体で子育てを助ける『とも育て』を進めることが必要」と話されました。思い起こすと、私も子どもにきつく当たってしまったときは、周りに悩みを相談できず、心に余裕がなくなっていたような気がします。
子育ては一人ではできないと感じることがあります。日々、家族の協力に助けられています。周囲から気にかけてもらえたり、悩みを聞いてもらえたりすることで救われることもあります。家庭、学校、地域、行政、様々な組織が連携していくことや、養育者が子育ての悩みを吐き出したり、周囲を頼れる環境であることも大事だと感じています。
県や市町村には子育てをサポートする体制があります。私自身、1歳児の育児をしており、積極的に力を借りています。市の子育て支援課が実施する定期相談では、子の体調面や食事のことなど、育児についてわからないことをたくさん教えていただいています。夜、子が転んで頭を打ったとき、県のこども救急相談電話に相談し、看護師の方にアドバイスをしていただき安心したこともあります。
子育ての大変さを周囲が理解し、社会全体でサポートしていくことが、マルトリ予防の第一歩ではないでしょうか。
防ごう! まるとり マルトリートメント
https://marutori.jp/
岩手県子育て支援センター
https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/kosodate/shisetsu/1050162.html
岩手県小児救急医療電話相談事業の実施
https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/iryou/kenkou/1029926/1062561.html
岩手県立生涯学習推進センターすこやか電話相談
https://manabinet.pref.iwate.jp/index.php/kosodate/sukoyaka-dial/
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