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まなびネットいわて

すこやかMAG

すこやかマガジン第873号

5月9日配信

家庭における情報モラル教育

  今年のゴールデンウィークも終り、いよいよ今年度が本格的に始まった気がします。天候にも恵まれ、まるで夏を思わせるほどの暑い連休でした。みなさんは、どんなゴールデンウイークを過ごしましたか?私は、子どもと一緒に、久しぶりに映画を観に行ってきました。主人公の名探偵とその仲間たちが次々と事件を解決していくあれです。推理やアクションにハラハラし、仲間との友情に心が温かくなりました。そして、話の中で、昔はなかったオンラインでの対面通話場面があり、「時代が変わったな~」と感じました。 

  

  さて、学校では一人1台端末の時代。新学期も始まり、この春からスマートフォンを持ち始めたという子ども達も多いのではないでしょうか。学びの機会も増えた半面、子ども達を取り巻くインターネットの問題は後をたちません。SNSでのいじめや性犯罪被害、ネット依存など、常にたくさんの危険と隣合わせです。一方で、被害者になるだけではなく、良かれと思ってやったことで加害者にもなり得るという危うさもあります。

子どもたちのインターネット利用でトラブルが発生する要因には主に「家庭のルールや啓発の有無」「コミュニケーションの未熟さ」「個人情報の保護についての理解不足」「ネットリテラシーの不足」があげられるそうです。

中でも、家庭でのルール決めや啓発はとても重要で、ルールを決めている家庭では、ルールを決めていない家庭に比べ、インターネットを見ている時間が1日平均約100分ほど少ない傾向があるようです。また、インターネットの啓発学習については、学校で受けたことがあるが一番多く9割以上を占めており、家庭での学習経験は3割強にとどまっています。

子ども家庭庁 令和5年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」報告書より

https://www.cfa.go.jp/policies/youth-kankyou/internet_research/results-etc/r05

しかしながら、家庭でのルール作りや啓発学習といっても何をどうやったらよいのか、悩むご家庭も多いかと思います。まして、子どもたちの情報機器の操作力や知識には親は到底及ばないのが現状です。我が家もです…。 

  もはや、危険だから使うなと伝えるだけでは子どもは納得しません。インターネット使用の危険や対策を成長や個性に合わせて、話し合い、大人と子どもの双方で理解し合うことが子ども危険から守ることにつながるのではないでしようか。

家庭でのルールづくりやトラブルに巻き込まれないために…。ご家庭で参考にできるものをご紹介いたします。ぜひ、親子でご覧になり、参考にしてみて下さい。漫画、動画などで分かりやすく紹介してくれています。

→総務省 「インターネットトラブル事例集(2024年度版)」

https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble

→政府広報オンライン 「特集 インターネットの危険から子供を守る」

https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/cu_internet_kodomo

思春期の子どもと親がじっくり話をするのは難しさもあります。まして、ルールの話をするなんて大変なことかもしれません。我が家も普段は子どもの話題についていけないことも多いですし、ちょっと真面目な話をしようものなら「そんなことわかってるから」と素直でない時も多々ありますが、今回映画を一緒に観に行ったことで、共通の話題ができ、只今、絶賛盛り上がっています。これを機会に、我が家もあらためてじっくり、いろいろ話し合ってみようと思います。

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