2025/06/13 放課後の子どもの居場所指導者研修会1
実施日:令和7年6月13日(金)
事業報告
最近耳にする言葉「子どもアドボカシー」。講義と演習を通してどのようなものなのか学びました。一般社団法人 ふたば 代表理事 櫻 幸恵 氏 による事例を織り交ぜての講義に、参加者は自分の関わる子どもを想像しながら、これからの子どもへの関わり方について考えを深める研修会となりました。

講師:一般社団法人 ふたば 代表理事 櫻 幸恵 氏
【講義】『子どもの声を聴く① 子どもアドボカシーとは
◆「子どもアドボカシー」
子どもの声を聴くこと、子どものマイクになること。様々な権利を侵害されている子どものために声をあげて権利を守ること。子 どもが声を上げる、表現することを手伝い、本人の希望があれば代弁すること。
子どものために → 子どもとともに
◆「子どもアドボケイト」
子どもの声を聴き、支援をする人のこと。子どものマイク。子どもは自分で意見を言うことができる子もいれば、自分の思いが言葉にならない子もいる。100%子どもの立場に立って、子どもの年齢や発達に合わせて、子どもに意見を言う権利があることを伝え、自分の意見をどう言葉にし、表現し、どのように伝えたいのかを、「子ども自身を主体」に一緒に考え、伝える手助けをしていくこと。
『「子どもアドボカシー」を理解するうえで、「子どもの権利条約」について十分に理解する必要がある。また子どもが声をあげにくい・あげられない環境を大人がつくっていないか、大人の価値観の押し付けや先回りした対応はしていないか振り返ること。心の扉のドアノブは内側にしかついてない。外からはノックしかできない。つらい状況を脱したいと願っても、子どもひとりで抜け出すことは容易ではない。そこに共にたたずむ、状況を見守る、働きかける大人がひとりでもいることが子どもの心を支え、心を軽くする』と櫻氏はお話されました。
【演習】『子どもの声を聴く② 子どもアドボカシー体験』
講義に引き続き、櫻氏にご指導いただきました。「自分の子どもの頃に親や周りの大人に意見を聴くことなく物事を決められた経験」について振り返り、その時の気持ちについて考えたり、「自分が子どもならどんな人に気持ちや考えを聴いてほしいと思うか」について、グループで意見を交わしたりしました。最後に、2人1組で学童クラブを利用する子どもと支援員の役に分かれロールプレイングを行い、感想を共有しました。忘れていた子どもの頃の気持ちを思い出し、子どもとの関わりについて理解を深めました。グループ内の話も弾み、様々な立場の方と交流する有意義な時間となりました。


【行政説明】
『放課後児童対策パッケージ2025および放課後の子どもの居場所に あ係る県の推進方針(2024~2028)について』
待機児童が依然増加傾向にあり、「放課後児童対策パッケージ2025」で新たに追加された「待機児童の偏り」、「補助事業の未活用」、こども家庭庁と文部科学省、県保健福祉部局と県教育委員会といった「関係部局・関係者間の連携」という3つの課題と6つの対応策について、また、県内の放課後子供教室などの具体例から課題や取り組みの様子について紹介がありました。

説明:岩手県教育委員会事務局 生涯文化財課
主任指導主事 阿部 勲寿
【受講者の感想】
・「アドボカシー」という言葉を初めて聞き、改めて子どもの声を聴く大切さ、子どものマイクになる役割を担うということを教えら れた。
・「子どもの人生は子どものもの」という言葉が心に残った。自分の人生選択を自分でできる人になれるよう子どもと関わっていきたい。
・自分の価値観や決めつけからの指示やアドバイスになっていないか、声をあげにくい環境にしていないかなど、みんなで再確認し、子どもが意見や考えを表明できる環境づくりが大切だと感じた。
・アドボカシー体験をして思い出した子どもの感情を子どもとの関わりに活かしていきたい。・国や県の方針・方向性を聴くことができた。補助事業の未活用が気になった。様々な補助事業について調べてみたいと思った。現場の意見も聞いてもらいながら説明してもらえる機会があれば良いと思った。
【受講者の評価】
| A (有意義) | 73.8% |
| B (どちらかといえば有意義) | 23.8% |
| C (どちらかといえば有意義でない) | 2.4% |
| D (有意義でない) | 0% |
【担当者から】
「アドボカシー」という言葉を初めて聞いた、言葉だけは聞いたことがあるがよくわからなかったという参加者が大多数を占め、「子どもの権利条約」も含め、子どもを主体としてかかわる「子どもアドボカシー」について多くの方に知らせる機会となりました。
実施担当:[生涯学習推進センター]
実施要項(PDF) ちらし(PDF)

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1 目 的
(1)子どもに関わる全ての人が「子どもアドボカシー」の必要性を理解する。
(アドボカシーとは、子どもの声を聴き、子どもが意見や考えを表明できるようサポートすること)
(2)体験を通して子どもの本音の受け止め方や代弁の仕方について学ぶ。
2 主 催
岩手県教育委員会
3 主 管
岩手県立生涯学習推進センター
4 対 象
(1)放課後児童クラブ及び放課後子供教室、放課後等デイサービス関係者
(2)県・市町村教育委員会担当者、保健福祉部局担当者、放課後健全育成事業担当者
(3)社会福祉協議会の担当者
(4) 学校関係者(小・中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校の教職員や保護者、大学関係者)
(5) 幼稚園・保育園・認定こども園等関係者および保護者
(6)県子育てサポーター、NPO法人等関係者、子ども食堂関係者、子育て支援にかかわるすべての方
5 定 員
参集 先着50名程度(先着順)
オンライン 無制限(行政説明および講義のみ)
6 期 日
令和7年6月13日(金)
7 会 場
岩手県立生涯学習推進センター
〒025-0301 花巻市北湯口2-82-13
TEL 0198-27-4555 FAX 0198-27-4564
8 受講申込み
「まなびネットいわて」から申し込んでください。
【申し込み締め切り6月5日(木)】
9 日程及び内容
9:00~9:10 【開会行事】(受付8:30~)
9:10~9:30 【行政説明】
「放課後児童対策パッケージ2025および放課後の子どもの居場所に係る県の推進方針(2024~2028)について」
説明:岩手県教育委員会事務局 生涯学習文化財課 主任指導主事 阿部 勲寿
9:40~11:00 【講 義】「子どもの声を聴く① 子どもアドボカシーとは」
11:10~12:00【演 習】「子どもの声を聴く➁ 子どもアドボカシー体験」 ※参集者のみ
講師:一般社団法人ふたば 代表理事 櫻 幸恵 氏(元岩手県立大学教授)
子どもが話したいことを自ら話せるように支援したり、子どもの求めに応じて思いや意見を代わって表現したりする活動が県内でも始まっています。子どもに関わるすべての大人が子どもから本音を引き出し、子どもが安心して暮らせるように子どもをサポートする手法を講義と演習を通して学びます。
12:00【閉 会】
12:00~12:30【情報交流会】
10 携行品
筆記用具、所属で使用している名札
研修会資料は、Webサイト「まなびネットいわて」の特設ページに掲載します。受講者自身で資料を印刷、または、タブレット等にダウンロードの上、ご準備くださるようお願いします。
11 受講者旅費
派遣者において負担願います。
12 その他
(1)昼食は、各自ご用意ください。
近隣のコンビニまでは車で10分程度かかりますのでご注意ください。
(2)県立生涯学習推進センターまでの交通案内及び駐車場は、下記よりご確認ください。
[まなびネットいわて]>[生涯学習推進センター]>[アクセス]
(3)欠席の際は、岩手県立生涯学習推進センターまでご連絡をお願いします。
(4) 研修受講にあたり配慮を希望する場合は、申し込みフォームにご記入いただくか事前に当センターへご相談ください。