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まなびネットいわて

講座・イベント情報

センター・公民館・主管課職員等セミナー実施報告

実施日:令和5年9月21日(木)
実施主管:[生涯学習推進センター]

~ICTを活用した社会教育とは~

 当セミナーは、人づくり・つながりづくり・地域づくりを推進するうえで、中核的立場にあるセンター、公民館、主管課職員等を対象に、社会教育施設がどのような役割を果たしていけばよいかについて、講義や演習を通して学ぶことを目的に開催しています。今回は市町村におけるこれからの「デジタル活用」の在り方についてともに考えていくことにしました。講師は当センター職員が務めました。

 はじめに、「社会教育におけるICT活用のあり方について」全国の世論調査の結果と前年度当センターで行った研究から見えてきたことについての説明を行いました。

これからの日本社会は「Society5.0」を呼ばれる、「物理空間」と「サイバー空間」の高度な融合を目指すとされています。人々がそのような社会に暮らすためには新たなスキルが求められていること、そのスキルを身に着けるための場の提供が社会教育に求められていること、世論調査の結果からは「ネットによる学び」のニーズが増えていることについて説明を行いました。

 当センターの研究「社会教育におけるICT活用についての調査・研究」の結果によると、県内市町村においては、主に「インターネット接続環境の整備」「ICTを活用できる職員の配置または資質向上」が課題として挙げられることが分かりました。そのための解決策の一つとして、職員の資質向上を図るため当センターの研修事業として「ICTスキルアップ研修講座」を実施し、市町村職員の課題解決に資する取り組みを行っていることを紹介しました。また、現場におけるICT活用の事例を紹介し、今後の展開のイメージを具体化する一助としました。
 午後の演習では、午前の講義内容を踏まえたうえで、事業プランを考えるグループワークを行いました。1年を通じた住民のデジタルリテラシー向上に資する取り組みを考えてもらい、その中の1つを具体的な事業として、考えてもらいました。

 最後はグループごとにまとめた内容を発表しましたが、独創的なアイディア満載の発表となりました。

【参加者の感想】                 
・ICTを活用した社会教育の現在地を各種資料、取り組みから学ぶことができた。
・演習もあり実践を見据えた講座でよかった。
・講義だけでなく、演習を行うことによって、スキルは差があるものの、考え方や方法などが具体的であり大変参考になった。
・今後取り組まなければならない課題と感じていたので、役に立つ情報だった。

【受講者の評価】                 
A (有意義)  100%
B (どちらかといえば有意義)  0%
C (どちらかといえば有意義でない)  0%
D (有意義でない)  0%

【担当者から】                  
 ICTの活用についてはまだまだ手探りの状態が続くかと思います。住民に「何をどのように伝えるのか、みなさんでこれからも知恵を出し合って共に取り組んでいきましょう。

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