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すこやかメルマガ796号

令和4年度 すこやかメールマガジン 第796号【IN or OUT】 8月18日 配信

みなさんこんにちは、県立生涯学習推進センターメルマガ担当です。

連日、記録的な大雨により、東北北部の被害に関する情報が新聞やテレビ等で報道されています。被害にあわれた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

さて、暦の上では秋ということになっていますが、この暑さはまだまだ続きそうです。そんな中、「子どもたちの服装を巡って、ある高校教師のツイートが話題になっている」というニュースを目にしました。

■部活の伝統破る?「シャツ出して」教師訴え

「シャツインの伝統は尊重しますが、選手に何かあってからでは遅い」。

投稿したのは大阪府内の高校でサッカー部の副顧問を務める男性。練習試合をした際、対戦相手の中学生が炎天下の中、シャツの裾をいれる“シャツイン”の状態でプレーをしていたという。男性によると、中学校の教育現場では、けがの防止や生徒指導上のマナーから、シャツインを指導する学校もあるという。しかし、男性は、中学生が苦しそうに見えたので、暑いときはシャツを出す“シャツアウト”を推奨。画像付きで注意喚起を行った。

画像は、シャツインとシャツアウトの生徒が2人ずつ屋外で2分間運動した後に、サーモカメラで撮影したもの。シャツインの生徒のほうがシャツアウトの生徒よりも、4℃前後高い結果となりました。

(画像はこちら↓)https://news.yahoo.co.jp/articles/2c94e1aca3c08d27980ed16e1a6d85f62a2f3f22/images/001 

投稿した男性高校教師:「生徒の苦しみのうえに、礼儀とか伝統が成り立つというのは、おかしいと思うので、シャツを外に出す。こんな簡単なことで、楽にしてあげられるなら、もっと推し進めていかないといけないと思いますね」 

(テレビ朝日「グッド!モーニング」2022年8月5日放送分より)

 

■部活伝統“シャツイン”の理由は…

シャツインは規律の面で言われていますが、危険防止のためが一番大きな理由のようです。例えば、サッカーやランニング等をしていると他の子と接触してしまうことが多々あります。この時にシャツを出している状態では、他の子の手などが引っかかってしまい、相手の子の指が折れるなどの原因になったり、本人の転倒に繋がったりしてしまいます。他にも、サッカーゴールなどに引っ掛けてしまうことで、本人の転倒だけでなくゴールが倒れてしまうことで2次災害の恐れまで出てきます。

■熱中症予防の観点からは…

ある内科医の先生の話によると、「シャツインをすると体の中に熱がこもり、蒸し風呂に入ったような状態になる。シャツインは熱中症予防の観点から言えば、まったくメリットは感じないです」    (『ABEMAヒルズ』より)

けが防止のための“シャツイン”か、熱中症予防のための“シャツアウト”か…。

学校の部活動や地域のスポーツクラブに限った話ではありませんので、ご家庭でも考えるきっかけにしてもらえればと思います。

ちなみに我が家の息子は、木登りをしていてシャツが枝に引っ掛かり、宙ぶらりんでもがいていた経験から、木登りや遊具で遊ぶときはシャツイン、休憩・水分補給の時はシャツアウトと息子なりに考えて遊んでいるようです。入れたり出したりを頻繁に行うので、ズボンのゴムがすぐ伸びます…。

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