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OBS Studioの使い方

5.他の機器・ソフトと組み合わせる1-NDIを使って映像を送信する-

OBS Stusio Ver.32.1.2

NDIの利用

NDIとは
NDI(Network Device Interface)はNew Tek社(2019年Vizrt社に買収)により開発された映像を低遅延・かつ高品質で送受信する技術です。この技術により、LANケーブルを使用して、別のPCにOBS Studio の映像を伝送することができるようになります。OBS Studio単体ではNDIに対応していませんが、プラグインソフトを追加したり、後述のNDI Toolsに含まれるソフトウェアと同時に使用することにより、OBS Studioの利用方法が広がります。NDIで1080iの映像を伝送するには約100Mbpsのデータレートが必要ですが、現在では高効率モードを追加したNDI-HXと呼ばれるバージョンが提供されており、NDI-HXを用いた場合のデータレートは8~20Mbps程度で伝送することができます。

NDI Toolshttps://ndi.video/
NDI ToolsはNDI技術を利用するためのソフトウェア集でNDIの開発元から無償で提供されています。NDI Toolsに含まれるソフトェアのうち、OBS Studioと合わせて使用するもの(当センターで使ったもの)は以下のものです。
Screen Capture HX
 PCの画面をキャプチャーしてNDI映像・音声として送出します。NDI ToolsにはScreen Captureというソフトウェアも同梱されています。こちらは映像伝送に約100Mbpsのデータレートが必要です。(非圧縮・低遅延)用途・環境に応じて使い分けてください。(以下、Screen Capture HXとScreen Captureを合わせてScreen Capture(HX)と表記)
Studio Monitor
 ネットワーク上のNDI映像・音声を表示します。
Webcam
 ネットワーク上のNDI映像・音声をWebカメラとして認識させます。

DistroAV(旧obs-ndi、https://distroav.org/
DistroAVはOBS StudioにNDI映像出力機能を追加するプラグインソフトです。入力はNDI/NDI-HXともに対応しますが、出力はNDIのみでNDI-HXには対応しません。(NDI-HX出力に対応させるとライセンス料が発生するため?)

NDIを使って映像を送信する

映像・音声を送る側のPCの操作についてScreen Capture HXを使用する場合とDistroAVを使用する場合について説明します。

Screen Capture(HX)を使用する場合
例として、講演会で講師のスライドPCの映像をOBSに取り込む方法について説明します。下の写真では講師の使用するPCにプロジェクタの代わりにディスプレイモニタつないでスライドショーを行っています。


(Fig.5-1-01 PCとモニタ)

スライドPCとOBSを使用するPCはLANで接続します。


(Fig.5-1-02 模式図)

[スタート]から[NDI 6 Tools]-Screen Capture HXを開きます。


(Fig.5-1-03 スタートからScreen Capture HXをひらく)

あとは受信側の要求に応じて映像・音声の送信が開始されます。もし、OBSのプログラム画面を送信したい場合は別なモニタにプログラム画面を「全画面プロジェクタ」で表示しておき、受信側のPCでそのモニタ画面を受信することができます。Screen Capture(HX)はOBS使用に関係なく、PCの画面をLANを通じて送信できます。アイディア次第によっては他の使い方もあるかもしれません。

DistroAV を使用する場合
DistroAVを使用すると、OBS Studioのシーン映像(主にプログラム出力)をLANを通じてほかのPCへ送ることができます。DistroAVをインストールすると、OBS Studioの[ツール]に「DistroAV NDI Settings」が追加されていますので、これを開きます。


(Fig.5-1-04 ツールメニュー)

設定画面を開くと、はじめて使用する際には「NDI Library」がない旨の表示が出ることがあります(下図)。この場合は「Get NDI Library」をクリックして、ダウンロードの上インストールします。(NDI6Runtime.exeを実行する)なお、NDI ToolsをインストールしていればNDI Libraryが含まれていますので、この操作は必要ありません。


(Fig.5-1-05 NDIライブラリが見つからない場合の表示)


(Fig.5-1-06 NDIライブラリがインストールされた場合の表示)

DistroAVを使用したNDI出力は設定画面上で送信したい出力にチェックを付けます。通常はMain Outputにチェックが入っているだけでよいです。この設定は次にこのチェックを外さない限り毎回OBS起動時に同じ状態になります。なお、Main Outputはプログラム画面、Preview Outputはプレビュー画面を出力します。


(Fig.5-1-07 Main Outputにチェックを入れる)

ただし、DistroAVで送信のチェックが入っているときは、送信中の誤操作防止のため、OBSの設定の一部が変更不可能になります。設定変更をしなければならないときは、DistroAV NDI Settingsを開き、チェックをすべて外してください。


(Fig.5-1-08 変更不可能/可能)

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