すこやかマガジン第915号
4月17日配信
子どもを守ろう!交通安全
みなさん、こんにちは。
令和7年度も「すこやかマガジン」を、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年度が始まり、通勤風景も一変しました。自分の体より大きいランドセルを背負い、高学年のお姉さん、お兄さんに見守られ登校する小学1年生。まだ体になじまない制服に真新しいザックを背負った中学生に自転車通学の高校生と、昨年には見かけなかった子ども達。「きっと、今年から新しく保育園や学校に通うのだな、気をつけてね。」と思いながら、最近は職場へ向かっています。
しかしながら、朝は急いでいる車も多く、中には、横断歩道を渡ろうとした中学生に気づかず、ものすごい勢いで右折してきた車がいたり、大きい荷物を持ったお母さんが子ども2人を連れて青信号を渡ろうとした瞬間、信号無視で通過する車がいたりと冷や冷やする場面がありました。新年度に入り、慣れない通学路を通って通う子ども達。無事に学校に着くことを願うばかりです。
警視庁の2020年から5年間の交通事故分析によると、歩行中の死傷者は7歳が最も多く、新学期が始まってからの4月から6月にかけて増加傾向にあります。「魔の7歳」と言われる所以です。これまで保護者と一緒に行動していた子どもたちが一人でまたは子ども同士で行動することが増えるからだと言われています。また、事故の多い時間帯は「下校中」。朝と違い、見守り活動の手薄になる時間帯だからでしょうか。そして、事故の原因のほとんどは「飛び出し」となっています。幼児期の視野は左右がおおよそ90°、上下が70°といわれており、大人の視野(おおよそ左右150°、上下120°)よりも狭く、大人の目には見えている自動車に気づかず、飛び出してしまうことがあるようです。また、子どもは何かに夢中になって、衝動的に飛び出してしまうことも考えられます。
ちなみに、自転車事故で最も多いのは自転車通学を始める子どもたちが多い16歳。小学生だけではなく、高校生も要注意です。
春の交通安全週間は終了しましたが、引き続き、子ども達に交通安全について伝えていくとともに、私たち大人が子どもの目線に立ち、安全運転を心がけたいものです。大人みんなで、子ども達の新学期を見守りましょう!
警視庁発表資料
https://www.npa.go.jp/news/release/2025/R7harunoundou_koutuujikobunseki.pdf
子どもの視野の狭さを体験できるチャイルドビジョン(幼児視界体験メガネ)が紹介されています!ぜひ、活用してみてください!
こそだてまっぷ
https://kosodatemap.gakken.jp/life/together/42044/
過去のすこやかメールマガジンは >こちら
☆子育てに関する悩みを一緒に考えます☆
子育て電話相談「すこやかダイヤル」 0198-27-2134
☆メルマガへのご感想、アドレス変更・配信停止はこちらへ(^_^)/
kosodatem@pref.iwate.jp
★==========================★
【発行・文責】岩手県立生涯学習推進センター
【HP】https://manabinet.pref.iwate.jp/
【X(旧Twitter)】https://twitter.com/manabinetiwate
★==========================★