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すこやかMAG

すこやかマガジン第914号

3月13日配信

子どもの権利条約

みなさん、こんにちは。暖かい日が続いていますが、また、寒い日があるとのこと、三寒四温というのでしょうか。年度末の忙しい時期、体調に気を付けて過ごしたいものです。

さて、話は変わりますが、4月に20歳を迎える娘が、友達と出かけた際に着物屋さんで振袖のパンフレットをもらってきて、「友達は、成人式(二十歳の集い)に着る着物をもう予約したんだって。私はどうしようかな…」と言いました。そこで、最近届いた振袖展示会の案内葉書を取り出して見てみると、ちょうど、次の日に展示会をやっているということで、行ってみることにしました。オンラインカタログもあったので、前日のうちに二人でいろいろ見ておきました。

当日は、実際展示しているものの中から3着試着できるとのことでした。時間をかけて娘が選んだ3着を見て、私は「え?それ?」と心の中で思い、「これ似合いそうだよ」と他の物を勧めましたが、「それは、柄がカラフルすぎるから、ちょっと…」と言われました。昨日、オンラインカタログを見ている時には、カラフルな柄を「いいね」と言っていたのになあと思いましたが、娘が試着した姿を見て、こういう感じが好きなのかと改めて知りました。

昨日、「いいね」と言っていたのは、私に対する気遣いだったのでしょう。そう考えると、まだ、思い当たることがありました。10歳の頃に、それまでよく着ていた洋服とは感じの違う、グレーのパーカー(おばからもらった)を喜んで着るようになったことがありました。その時は、気付きませんでしたが、娘に似合うと思っていたものは、母である私の好みだったのかもしれません。また、娘が自分の好みを言いにくい雰囲気を醸し出していたのかもしれないなと思いました。

みなさんは、「子どもの権利条約」を知っていますか?(私は、子どもたちがさまざまな人や価値観に出会える体験の場づくりに取り組まれている任意団体の「のっぽのっぽ」さんが行った研修会で考える機会を得ました)

我が家の何気ない振袖選びの場面にも、第12条や第3条が関わっていました。

~日本ユニセフの抄訳より~

●第12条【意見を表す権利】子どもは、自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利をもっています。その意見は、子どもの発達に応じて、じゅうぶん考慮されなければなりません。

●第3条【子どもにもっともよいことを】子どもに関係のあることが決められ、行われるときには、子どもにもっともよいことは何かを第一に考えなければなりません。

※日本ユニセフ協会が抄訳として公開している第1~40条はこちらから見られます。

https://www.unicef.or.jp/kodomo/nani/siryo/pdf/CRCshouyaku/picture.pdf

※子どもの権利条約についてのユニセフのサイトはこちらから見られます。

https://www.unicef.or.jp/crc

これからは、「これが似合いそう(決め付け)」とか「これにしたら(押し付け)」ではなく、「あなたは、どんなのが好みなの?」「あなたは、どう思う?」と話し合うことから、始めたいと思います。親業も一生勉強です…(^_^;)

※今号で令和6年度の配信は最後となります。令和7年度は4月17日(木)から配信予定です。今年度もご愛読いただきありがとうございました。

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