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すこやかMAG

すこやかマガジン第913号

3月6日配信

バナナの魅力

みなさん、こんにちは。
大船渡市の山林火災による甚大な被害状況や避難所の様子を連日テレビ等の報道を通じて見ておりますが、被害にあわれた方々におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。
また、昼夜を問わず消火作業にあたっている消防士・自衛隊の方々には頭が下がる思いでいっぱいです。
昨日からの雨や雪をきっかけに、一刻も早く事態が収束に向かうことを願っております。

さて、当センターでは1年を通じて「情報メディア」に関する出前講座を行っております。スマホやタブレットが身体や脳に与える影響や、使い方に関する家庭でのルールの作り方など、様々なテーマで依頼を受けていますが、「SNS」に関するテーマが昨年度あたりから増えています。
SNSを介した友だちとのトラブルの予防・解消の内容が多いのですが、SNSの使い方よりは「伝え方」に気を付けましょうというところに重点を置いて話をしています。

ここで突然ですが問題です。
「バナナの魅力を100字で伝えてください」

意外と頭を悩ます問題ではないでしょうか?

これは、柿内 尚文氏の著書「バナナの魅力を100字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則」からで、物事の伝え方や伝えるための技術が多く解説されており、Web、SNS、日常のコミュニケーションなど幅広く活用できると思います。

「伝える」ためのポイント
 ・人は、正しいかどうかではなく、「伝わったこと」で判断する。
  “伝える”は自分主体  “伝わる”は相手主体
  自分が相手に伝えて満足ではなく、相手にしっかりと伝わって相手が満足、
  納得できるかを大切にすること。

 ・そもそも「伝わっていない」「わかってもらうのは難しい」という前提から始める。
  “これぐらいわかってるよね”“当然、知っているよね”ではなく、人は一人ひとり違うもの
  (多様性)という考えが、コミュニケーションをとる上で大切であること。

 ・「感情」を前面に出しすぎない。
  特にも“不機嫌”“怒り”“イライラ”には要注意で、これらが出すぎるとその感情を捉えられ
  てしまい、伝えたいことが正確に伝わらなくなるそうです。

などなど、「伝える」ための法則やコツが、事例を交え非常に簡潔に書かれていますので、一度ページをめくってみてはいかがでしょうか。(270ページほどですが、2時間ぐらいで全て読み終えられると思います)

最近、我が家の長男・長女も、お年頃でしょうか、私の声に対して「ビミョー」「普通…」といった答えが多くなり、きちんと伝わっているかどうかといった状況ですが、感情を出しすぎず、相手の気持ちに寄り添ってコミュニケーションをとっていきたいものです。

最後に、先ほどの問題ですが、

「バナナの鮮やかな黄色は、みんなをハッピーな気持ちにさせてくれる幸運を運ぶ果物だ。彼に含まれる栄養素はリラックス効果をもたらしてくれる。また、彼の持つ甘さと食感は、スイーツの可能性を大きく広げてくれる。」

みなさん、バナナを食べたくなりましたか?

あれ、上手く伝わらなかったようですね…。
もう一度、本を読み直します。

  参考文献:「バナナの魅力を100字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則」
       編集者:柿内 尚文氏  出版社:かんき出版

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