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すこやかマガジン第909号

「散歩」のススメ

 先日、我が家の受験生が、こんなことを呟きました。
 「なんか、ふと思ったんだけど、○○くんとか○○ちゃんとかって、いつも会うたびにスマホでYouTube見てるかゲームしてるかだよね。あんな小さいときからあれで大丈夫なのかなぁ。」とどうやら、親戚の子ども達を心配したようです。推し活でスマホとお友達のあなたに言われるのも(汗)…と思いながら、「そうだね。心配だね。」と答えました。
 「私の小さい時って、YouTube見たけど時間決めたよね。」
 「なんか、散歩いっぱいした。散歩しながら、この辺にこんな花が咲いてるとか、この花は何ていう花だとか教えてもらって、で家に帰って図鑑で確かめたりした。散歩ってさ、地域のこととかわかるし、体力もつくから散歩はいいと思う」と散歩を力説していました。
 突然、「どうした我が子よ!」と思いながら、そういえば、一緒にいっぱい散歩したなぁと小さい頃を思い出し、それを覚えていてくれたことに何より嬉しさを感じました。

 子どもが幼い頃、何の気なしに日課のようにやっていた散歩ですが、調べてみると、実はこのような効果があるのだそうです。

①全身の筋肉を動かし、足腰が鍛えられ、基礎体力がつく。基礎体力はやる気や意思の強さといったメンタル面にも影響。しゃがんだ り立ったり、ジャンプしたり…。運動能力もアップ。
②自律神経の働きを促し、心を安定させる。
③自然と触れ合い五感が刺激され、脳の発達を促す。記憶力や想像力が磨かれて探究心が育つ。
④親子の会話が弾むことで、言語機能を高める。親子のコミュニケーションにも。
⑤交通ルールなど安全について学べる。
⑥人との関わりが増え、挨拶やマナーなどの社会性が身に付く。人とのつながりを意識することができる。
⑦子どものペースに合わせてのんびりと歩くことで、親にもリラックス効果あり。

 近年では、子どもたちの歩行時間、距離共に減少傾向にあり、体力が低下傾向です。また、体力低下だけでなく、長く頑張る気持ちも低下しているとのことです。そのため、「歩いて、自然や社会に触れ、五感で感じ体で学ぶ直接体験を通じて、子どもたちの豊かな心、生きる力を育てる教育」、「歩育(ほいく)」が全国の保育園や幼稚園などで広がっているようです。

「散歩」はお金をかけず、自分たちの時間に合わせて気軽にできる体験活動ですね。我が家も落ち着いたら、久々に我が子と一緒に散歩に行こうと思います。

◆妊活&子育て応援サイト MARCH
「たくさん歩くと心が豊かに賢く育つ効果が!子供の歩育の始め方進め方」
https://kosodate-march.jp/kodomo-hoiku68512

◆こどもまなび☆ラボ
「1日1万3,000歩、歩いてる?よく歩く子はキレにくく、集中力があり、運動能力も高かった!」
https://kodomo-manabi-labo.net/walking-kids

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