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すこやかマガジン第908号

教育振興運動60周年記念大会から

1/14に「教育振興運動60周年記念大会」が開催されました。岩手独自の取り組みである教育振興運動は60年もの間、本県の教育水準の向上や子どもの健全育成、家庭や地域の教育力の向上などに大きな役割を果たしてきました。記念講演では「早寝早起き朝ごはん」全国協議会推進会員、「早寝早起き朝ごはんガイド」執筆者でもある國學院大学 教授 鈴木みゆき 氏から、青少年の体験活動の効果についての研究の結果に基づき「『家族行事』(家庭)、『友だちとの外遊び』(地域)、『委員会活動・部活動』(学校)を多くしていた人ほど、社会を生き抜く資質・能力が高い」こと、また、家庭、学校、地域、行政が連携し子どもが幼児期から主体的に「体験活動」「遊び」「読書」「お手伝い」に取り組めることが子どもの健全な発達を促し、生きる力の育成につながるとのお話をいただきました。

「体験活動」とはどのようなことを指すのでしょうか。平成25年1月21日中央教育審議会「今後の青少年の体験活動の推進について(答申)」では、「体験活動の定義」の中で大きく三つの体験に分類されています。「一つ目は生活・文化体験活動であり、例えば放課後に行われる遊びやお手伝い、野遊び、スポーツ、部活動、地域や学校における年中行事である。二つ目は、自然体験活動であり、例えば登山やキャンプ、ハイキング等といった野外活動、又は星空観察や動植物観察といった自然・環境に係る学習活動である。三つ目は、社会体験活動であり、例えばボランティア活動や職場体験活動、インターンシップである」と定義しています。また、体験活動の意義として、「規範意識・道徳心等の育成」「勤労観・職業観の醸成」「社会的・職業的自立に必要な力の育成」などが期待されるとあります。

詳しくは下記Webページ内鈴木氏の講演資料をご覧ください。(講演資料から関係サイトへ移動し各種資料がご覧いただけます) https://manabinet.pref.iwate.jp/index.php/cooperation/kyoshin/

また鈴木氏の講演では、「幼児期の読み聞かせが就学後のひとり読みに影響する」という調査結果が紹介されており、児童期以降の読書の習慣を身につけることにつながり、「言葉のスキルや論理性の獲得」に影響を与えているとのことです。「幼児期の読み聞かせで、内容について質問したり、子どもの質問に答えたりするという双方向のやり取りに時間をかける」ことが大切とのことでした。

教育振興運動は「子どもに勉強部屋を」「子どもに勉強机を」「お土産に本を」から始まった取り組みです。時代の変化とともに課題は変化していますが、いつの時代も「子どもの健やかな成長」を願っての取組が行われてきました。ぜひ一度「教育振興運動」の取組についてご覧になってください。
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