すこやかマガジン第905号
冬のあそび
今年も残すところあとわずかとなりました。子どもたちはすでに冬休みに入っていることと思います。「今年の冬は例年に比べて・・・」とニュースで流れていますね。年末年始は日本海側を中心に大雪との予報も出ています。体調管理にはいつも以上に気を付けたいものですね。
皆さんは、「子供は風の子」という言葉を聞いたことがあると思います。この言葉はいつごろから使われているのかを調べてみたところ、江戸時代の医師が記した文章で使われていた言葉だそうです。それによると子どもを健康に育てるためには、「あまりに暑くなる程に着込ませすぎない」ことで、「血氣がかたまって皮膚が強くなる」のだそうです。昔の人は経験則から正しいことを知っていたのですね。
冬は寒くてどうしても室内にこもりがちになります。家の中でゲームばかりだと体を動かすことが少なくなり、運動不足で体力が落ち、それとともに体の抵抗力も弱まることで、風邪をひきやすくなります。寒い日の外遊びは皮膚が鍛えられ、免疫力アップにつながるといわれています。また、日光に含まれる紫外線を浴びると体内で骨の成長に必要なビタミンDが生成されます。夏場に比べ、冬は日光が弱いので、意識的に日光を浴びるようにすると良いそうです。
冬の遊びといえばやはり雪遊びですよね。雪だるまを作ったり、かまくらを作ったり、雪合戦したり、新雪に顔を付けて顔型を作ったりするだけでも子どもにとっては楽しい遊びです。遊びながら、雪の冷たい感触を体感することで感覚も鍛えられていきます。
雪の上に寝転んで、手足をバタバタ動かして蝶々の羽のような雪形を作る遊びを「雪の妖精」、さらには、凍るシャボン玉を作る遊びもあるそうです。
冬の外遊びは子どもに季節の変化を感じさせる機会でもあります。雪だけではなく、落ち葉や霜柱を踏んだ時の音やにおいを感じることも子どもにとっては大きな経験となります。
「子供は風の子」には後に続きが作られました。「子供は風の子、大人は火の子」(地方によっては『じじばば火の子』)だそうです。子どもにとっては雪が積もっただけでも楽しいもの。「火の子」の大人も、ぜひ一緒に楽しんでみてください。
それでは、皆さん、よいお年をお迎えください(^^)/
「子供は風の子」という言葉の歴史
凍るシャボン玉
https://mama.chintaistyle.jp/article/winter-playing-outside
日光浴の効果について
https://weathernews.jp/s/topics/202312/120115
冬場の脱水
https://www.carenet.com/news/general/carenet/51350
子どもにとって冬も「外遊び」が大切な理由
https://www.sunrisekids-hoikuen.com/seta/blog/2022/01/30/outside
お知らせです
岩手県、公益社団法人岩手県青少年育成県民会議では青少年の適切なメディア利用について、保護者や青少年健全育成関係者を対象に青少年を取り巻く現状への理解を深めてもらうことを目的に「情報メディア対応能力養成講座」を実施しています。YouTube上で動画を見ることができます。ぜひ一度ご覧ください。
令和7年2月28日(金)まで視聴できます。
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