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すこやかマガジン第898号

読書の「きっかけ」は十人十色

10月26日~11月24日は、「秋の読書推進月間」です。

「『本をもっと読みたい』7割」
これは、この「秋の読書推進月間」を前に読売新聞社が実施した全国世論調査の結果です。
本をもっと読みたいと「思う」と答えた人は、「どちらかといえば」をあわせて73%で、「思わない」「どちらかといえば思わない」をあわせた26%を大きく上回りました。

「思う」とした人を年代別でみると、30歳代が84%と最も高く、40歳代が79%、18~29歳と50歳代が各73%で、働き盛りの世代が比較的高かったそうです。この1か月間で本を1冊も読まなかったと答えた人に限っても、読みたいと「思う」人は56%に上りました。本を読まなかった人に、その理由を複数回答で聞いてみた結果は、「時間がなかったから」が最多の44%、次いで「本を読まなくても困らないから」は33%、「読みたい本がなかったから」は、32%でした。

このような読書に関する実態は私だけではないのだということ、そして、意外に本を読みたい人は多いのだなと驚きました。

先日、朝の情報番組で読書の「きっかけ」に関する特集をしていました。
・大手印刷会社の支援で、旅館の中に本屋。病院や本があったら手に取りたくなる場所に本屋を設置する等
・学校で一人1台端末が行き渡っているので、「電子書籍のソフト」を導入。自治体と学校で利用料を半分ずつ負担している事例。現在、340自治体が導入しているそう。図書室までいかなくても読めるので便利と小学生がコメント。
・AIが本を選んでくれるアプリを利用して読書冊数0(ゼロ)から読書の沼にはまった小学生。ゲームより楽しいそう。

そして、最近では全国各地で書店が減る中、図書館と書店が連携する取り組みが行われており、文部科学省は来年度以降、連携事業を支援する方針です。また、図書館で本が買える実証実験が来年度にも始まるそうです。販売用の書籍を用意したり、図書館で読んで気に入った本を注文できたりする仕組みを整えて、インターネット通販を利用しにくい児童生徒や高齢者が手軽に本を購入できるような図書館になるそうです。なんだかワクワクしますね(≧▽≦)

本を読まないことで困ることはないかもしれませんが、本が読みたくなる様々な「きっかけ」が、今後、社会的に広がってくるようです。人生の宝物になるかもしれない1冊と出会えるかもしれません。私のように読みたいけど時間がない、読みたい本がない人が多い現状に、様々な「きっかけ」作りが広がってくるのが楽しみです。

先日、義母が、「小学生の頃、自分の作った俳句が褒められたことがあって、今でも新聞の俳句欄を楽しみに読んでいるよ」という話をしていたので、俳句の本をプレゼントしました。「難しい漢字が読めない…」とぼやいていましたが、毎日、読んでいるようです(^^)
人生100年時代。読書を楽しみにしている義母は89歳で、歩行に難はありますが、毎日、生き生きと生活しています。

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