すこやかマガジン第889号
2024年9月5日
万が一の備え
お盆には東日本に台風が接近し、そして先週は西日本に速度の遅い台風が上陸し、被害が発生しましたが、台風シーズンはこれからが本番です。そこで、先週に引き続き、災害についてのお話をしたいと思います。
台風の場合、雨による浸水や土砂災害を思い浮かべることが多いと思います。浸水や土砂災害はそれぞれの地域のハザードマップをみてイメージすることは可能ですが、もし停電になったらどんな不自由があって、どのように解決できるのか具体的に考えたことはありますか。今日は「もし、停電になったら・・・」について我が家を例に考えてみたいと思います。
まず、停電になるとエアコンが使えません。今はまだ暑い時期が続きますので、かなり厳しい生活を強いられそうです。暖房については反射式石油ストーブがあり、風呂の給湯用として大きなタンクに灯油があるため、暖をとることは可能です。(点火のための電池・ライターもあります)
次に、冷蔵庫が使えません。食料品の保存に困ります。冷凍庫にものがたくさん入っているとそれだけで保冷効果があるそうです。また、電子レンジ等の電気を使う調理器具が使えません。幸いガスコンロについてはプロパンガスのため調理自体は可能です。ただし、給湯器は電気を使った制御を行うため、お湯を使うことができませんので、お風呂に入れません。
それからテレビ・ラジオ・スマホなどの情報機器は、バッテリー内蔵のパソコンやスマホは動きますが、光回線が使用できないため、電話やインターネットが使用できません。電池や手動発電式のラジオは準備しておいた方がいいかなというところです。ちなみにUSB端子を使った充電が行える機器であれば、自家用車のシガーソケットからある程度の充電はできます。
いかがでしょうか。今回は電気に絞って考えてみましたが、地震災害の場合にはガス・水道も長期間にわたり供給されないこともあります。そのような場合はどんなことが困るのか、家族で話し合ってみてはいかがでしょう。困りごとを解決するために家庭でどのようなものを備蓄すればよいのかイメージしやすくなると思います。
9月1日は「防災の日」でした。9月1日は1923年(大正12年)に関東大震災が発生した日というのは皆さんご存じのことと思います。制定されたきっかけは、「防災の日」が制定された1960年の前年、1959年の伊勢湾台風により大きな被害にあったことで具体化されたそうです。さらに9月1日は「二百十日」。立春を起算日として210日目にあたり、台風などの大風の多い厄日に当たるそうです。昔の人は経験則で、この時期は気象災害に見舞われることが多いことを知っていたのでしょうね。
先週の台風だけではなく、地震や雨の災害が多く続いていますので、日々備えは怠らないようにしたいものですね。
参考
防災ノート
ウィキペディア:伊勢湾台風
ウィキペディア:防災の日
Tenki.jp:防災情報:知る防災
過去のすこやかメールマガジンは
>https://manabinet.pref.iwate.jp/index.php/kosodate/sukoyaka_mag
☆子育てに関する悩みを一緒に考えます☆
子育て電話相談「すこやかダイヤル」 0198-27-2134
☆メルマガへのご感想、アドレス変更・配信停止はこちらへ(^_^)/
kosodatem@pref.iwate.jp
★==========================★
【発行・文責】岩手県立生涯学習推進センター
【Web Site】https://manabinet.pref.iwate.jp/
【X(旧Twitter)】https://twitter.com/manabinetiwate
★==========================★