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No.287(令和6年度第9号) 2024.8.23

★マナーの基本とは★
 「マナーは愛」という話から始まった『コミュニケーションスキルアップ研修講座』。講師は、県内外でビジネスマナー講師としてご活躍中のoffre M’s(オッフル エム)主宰の田原美晴さんです。
冒頭、田原さんは、新渡戸稲造の著書『武士道』の「真の礼儀とは相手に対する思いやりの気持ちが外にあらわれたもの。礼儀の最高の姿は愛と変わらない」の言葉を引用し、「愛とは、相手を大切にすること。マナーの基本は、相手に対する思いやりの心を相手にわかる形で伝えることである」と説明されました。参加したみなさんは、心を形に表して伝えるマナーの基本を実践しながら、挨拶や名刺交換、電話応対等の演習に笑顔で取り組んでいました。
 研修講座でご指導いただいた内容をいくつか紹介します。

【ビジネスマナーのポイント】
1 身だしなみ
◇第一印象を構成する要素
・目…55%(身だしなみ、表情、立ち居振る舞い)
・耳…38%(声のトーン、大きさ、緩急、テンポ)
・言葉…7%(言葉遣い、ビジネス用語、敬語)
◇身だしなみの三原則
・清潔、上品、控えめ

2 挨拶
◇感じのよい挨拶
・先手必勝(自分から先に)
・明るい笑顔でさわやかに、相手に顔を向ける
・相手の名前を呼ぶ(=承認行動)
◇お辞儀の基本
・語先後礼…言葉が先、お辞儀が後と、分けて行うと丁寧な印象

3 名刺交換
・名刺は両手で持ち、胸から下におろさない(名刺は相手そのもの)
・名刺入れを使う場合は、名刺入れの蓋が輪になっている方を相手に向け、その上に出す
・訪問者、目下の者から先に出す

【クレームをチャンスに変えるコツ】
1 心構え
・クレームは私たちの成長のチャンス
・クレームはお客様のお困りごとを解決するチャンス
・大切なのは初期対応→「この人は味方だ」と感じていただければクレームは拡大しない
・相手に寄り添った温かい対応を
・クレームに至った経緯に注目する

2 応対手順
①名乗り・挨拶 ②受け止め・タイムリーなお詫び ③傾聴・ヒアリング・説明 ④解決策の提示 ⑤今後に向けての姿勢 ⑥クレームに感謝する ⑦次につながる応対でクロージング

★日本のパラリンピックの父★
「日本のパラリンピックの父」と呼ばれた整形外科医師の中村裕(ゆたか)博士をご存知でしょうか。1960年、留学先の英国の病院で、医療とリハビリにスポーツを取り入れていることに衝撃を受け、帰国後、「治療は安静が中心」と考えられていた当時の日本でもリハビリにスポーツを取り入れようと努力しました。その後も、幾多の困難を乗り越えながら、障がい者のスポーツ大会の開催やスポーツの支援、障がい者の仕事を通じた自立支援や社会参加に情熱を注ぎました。
 来週8月28日(水)から『パリ2024パラリンピック』が始まります。中村博士の願いは、「多様性を認め、誰もが個性や能力を発揮し活躍できる」というパラリンピックの意義や価値へと受け継がれています。
 本県からは、小野寺萌恵選手が陸上競技100m(車いすクラス)に、競技パートナーとして寺澤光介選手(トライアスロンガイド)と三浦生誠選手(自転車タンデムパイロット)が出場します。私たちもチーム岩手の一員となり、選手のみなさんに大きな声援を送りましょう!

★当面の研修事業実施予定★
【9月の予定】※④⑤は申込終了
①5日(木)『放課後の子どもの居場所指導者研修会②』
②6日(金)『子育て・家庭教育相談セミナーⅠ』
③11日(水)『地域安全防災研修会』
④17日(火)~18日(水)『放課後児童支援員認定資格研修(センター会場後期)』
⑤24日(火)~25日(水)『放課後児童支援員認定資格研修(県北会場後期)』
⑥27日(金)『事業プログラム企画運営研修講座』

【10月の予定】※①は申込終了
①1日(火)~2日(水)『放課後児童支援員認定資格研修(沿岸会場後期)』
②8日(火)『ICTスキルアップ研修講座④』
③9日(水)・11日(金)・15日(火)『ICTスキルアップ研修講座⑤~オンライン配信を活用した研修会の企画・運営~』(3日間とも同内容)

【ピックアップ】9月前半の2つの研修事業のご紹介!
◇5日(木)『放課後の子どもの居場所指導者研修会②』
発達障がい?それとも個性?みなさんの周りに集団生活の中で気になる子どもはいませんか。本研修会は、NPO法人自閉症ピアリンクセンターここねっと常務理事、仙台市自閉症児者相談センター長の黒澤哲氏を講師にお招きし、集団生活の中で気になる子どもへの合理的配慮や、保護者や学校との連携のしかたについて、具体的な事例を通して学ぶ内容となっています。また、事前にいただいた質問(日頃のお悩みやお困りごと等)の事例に、どのように対応したらよいかアドバイスをいただくこともできます。
子どもの健やかな成長を願うすべてのみなさんのご参加をお待ちしています。
詳細はこちらから https://manabinet.pref.iwate.jp/index.php/event/060905/

◇6日(金)『子育て・家庭教育相談セミナーⅠ』
 令和4年12月文部科学省公表の「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果」によると、学習面又は行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒数の割合が、小中学校において推定値8.8%(前回調査6.5%)となり、特別な教育的支援を必要としている児童生徒の割合が増加しています。また、本県では、不登校児童生徒数の増加も教育的課題の一つとなっています。講師は、常磐大学の秋山邦久教授です。毎回参加者アンケートで高評価を得ている秋山先生から、発達障がいと不登校にかかわる家庭支援、関係機関との連携のあり方について、分かりやすく説明していただきます。家庭教育、子育て支援に関わるみなさんのご参加をお待ちしています。
 詳細はこちらから https://manabinet.pref.iwate.jp/index.php/event/060906/

令和6年度研修事業概要・要項はこちらから
https://manabinet.pref.iwate.jp/index.php/center-menu/r06center-youkou/

▶ご意見・ご感想、登録・登録解除等は下記アドレスへ⇒
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◇発行:岩手県立生涯学習推進センター(花巻市北湯口2-82-13)  編集:小原幸尋

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