080709子育て・家庭教育セミナー1
実施日 令和8年7月9日(木)
事業報告
実施担当:[生涯学習推進センター]
乳幼児期からのデジタル機器の使用が乳幼児期やそれ以降の発達にどのような影響を与えるのか、また乳幼児期の大人の関わりの重要性と具体的な関わり方について学びました。
【講 義】 「乳幼児期からのデジタル機器使用が発達にもたらす影 響と親支援」
<講師> 岩手医科大学 看護学部 成育看護学講座 教授 蛎﨑 奈津子 氏

〇調査データから
乳幼児期のデジタル機器の使用状況についてお話いただきました。「0歳児では、10人に一人」が、「9歳児では半数以上」が1週間に1回以上スマホを使用しており、中でも動画を見ている割合が圧倒的に高い。しかし、親の6~7割近い親は、「デジタル機器を使用させることへ抵抗感を感じている」、「家事で手が離せないとき、子どもが騒がないように」を理由に使わせている。「子育て支援者は、親の状況を理解して一緒に考えていくことが大事だ」と話されていました。
〇デジタル機器の使用が子どもの発達にもたらす影響
「乳幼児期は健やかな発達の土台を育む大切な時期」であること、その時期のデジタル機器の使用は「身体」、「相互作用」、「心」へ影響すること。どのような影響を及ぼすのか、ひとつひとつ詳しく教えていただきました。
その中で、デジタル機器を安易に「使う」「使わない」で結論づけるのではなく、「一緒に使い方、ルールを考えていこう」など親子の関わりのなかで使用することが大切であること、親へも「見せないようしてください」ではなく、「一緒に考えていきましょう」と寄り添う姿勢が必要だと話されていました。
〇事例から
「1歳半のお子さんが食事中に動画を見ないと座っていられず、食べることができない。保護者は良くないと思いながらも毎回見せてしまうと話している」という事例に対し、
もし、自分だったらどう子どもや保護者に関わるか、参加者の皆さんと考えました。slideというアプリを使用し、スマートフォンからオンラインの方も参加して行いました。「子どもの好きな食器を使う」など様々なアイディアがだされ、画面を通して参加者同士が共有することができました。


【座談会】(参集参加者のみ)
「子育ての“今”を知り、明日からできる親支援について考える」
6つのグループに分かれ、講義での学びを踏まえ、様々な立場、視点で活発な意見交流が行われました。
①「日頃、情報機器の使用が低年齢化していると感じる出来事」
②「①から考えられる子育てや親の背景は何?」
③「自分や組織でできそうな子育て支援・親支は何か」
①~③について、感じていることや考えを交流しました。自分とは異なった視点に気づいたり、自分と同じ思いを共有したりして、ひとりひとりが自分事として子育て、親支援について考える機会となりました。
グループコーディネーターには、花巻市家庭教育支援チーム 「ふわRIN子育て」の亀ケ森 麻奈美 氏にも協力をいただきました。


【受講者の感想】
・乳幼児期からのデジタル機器の使用が発達にもたらす影響を具体的に知ることができた。
・「悪影響なことは排除」の一択ではなく、影響を知り、使用する保護者の悩み・思いなども知ることで、親も支援者も変わっていくきっかけになると思った。
・健やかな育ちにはその土台となる生活習慣や人との関わりが大切であることがよく分かった。
・講義を拝聴し、親としての気持ちに寄り添っていただけた気持ちになった。
・様々な立場からの意見を聞き、自分ができる支援を地道ながら進めたいと思った。
・子どもたちと一緒にメディアとの付き合い方について話す機会を設けたり、メディアがなくとも楽しめる、夢中になれるものを提供してあげたりすることが私たちの仕事だと感じた。
【受講者の評価】
| A (有意義) | 86.4% |
| B (どちらかといえば有意義) | 13.6% |
| C (どちらかといえば有意義でない) | 0% |
| D (有意義でない) | 0% |
【担当者から】
乳幼児期の子どもとデジタル機器についての研修の機会や研究データは少なく、今後も継続して学びの場を提供していく必要性を感じました。また、様々な立場の方々が交流することで新しい視点に気づき、子育てのさらなる充実につながっていくものと感じました。
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1 目 的
(1)乳幼児期からのデジタル機器の使用が子どもの発達に与える影響を理解する。
(2)「スマホ育児」増加の社会的背景を知り、どのような子育てや養育者支援ができるのか自分事として考える機会とする。
2 主 催
岩手県教育委員会
3 主 管
岩手県立生涯学習推進センター
4 対 象
(1) 県や市町村の青少年・家庭教育・子育て等の支援、相談機関担当者
(2) 幼稚園・保育園・認定こども園関係者および保護者
(3) 学校関係者(小・中・高・義務教育学校、特別支援学校の教職員や保護者、大学関係者)
(4) 放課後児童クラブ・放課後子ども教室、放課後等デイサービス、子育て支援拠点事業関係者
(5) 社会福祉協議会の担当者
(6) 県子育てサポーター、NPO法人、子ども食堂関係者、子育て支援に携わるすべての方
(7) 社会教育士
5 定 員・参加形態
(1) 参集による受講 50 名
(2)オンライン配信(YouTube)による受講 (講義のみ)
※申込者限定オンデマンド配信あり
6 期 日
令和8年7月9日(木)
7 会 場
岩手県立生涯学習推進センター
〒025-0301 花巻市北湯口2-82-13 TEL 0198-27-4555
8 受講申込み
「まなびネットいわて」から申し込んでください。
【申し込み締め切り7月2日(木)】
9 日程及び内容
【受 付】13:00~
【開会行事】13:30~13:40
【講 義】13:40~15:10(質疑応答含)
「乳幼児期からのデジタル機器使用が子どもの発達にもたらす影響と親支援」
講師:岩手医科大学 看護学部 成育看護学講座 教授 蛎﨑 奈津子(かきざき なつこ)氏
【座 談 会】15:20~16:40
「子育ての”今”を知り、明日からできる親支援について考える」
【閉 会】16:45
10 携行品
研修会資料は、Webサイト「まなびネットいわて」の特設ページに掲載します。
受講者自身で資料を印刷、またはタブレット等にダウンロードの上、ご準備くださるようお願いします。
11 その他
(1)同一所属所内で複数人が参加される場合、申込みフォームの「その他」の欄に、筆頭者以外の方の必要事項を記入して申し込むことも可能です。
(2)研修に参加にあたり、配慮をご希望される方は、申し込みフォーム「その他」の欄にご記入いただくか、お電話にてご連絡ください。
(3) 県立生涯学習推進センターまでの交通案内及び駐車場は下記よりご確認ください。 「まなびネットいわて」>[生涯学習推進センター]>[アクセス]
***申込フォーム***
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※申込フォームに記載された「受講申込者メールアドレス」宛に申込内容等の「自動返信メール」が届きますが、『gmail』『Cloud mail』については、自動返信メールが届かないことが確認されています。受講申込のメールはこちらに届いていますが、ご心配な方は、電話でご確認下さい。