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まなびネットいわて

講座・イベント情報

080612放課後の子どもの居場所指導者研修会1

実施日:令和8年6月12日(金)
実施担当:[生涯学習推進センター]

実施報告

「子どもの気持ちをまん中に~子どもと関わるおとなにとっての子どもの権利条約~」と題し、放課後児童クラブや放課後子ども教室等、子どもと関わる方を対象とした研修会を行いました。講師には認定NPO法人国際子ども権利センター代表理事 甲斐田万智子氏を迎え、講義と演習を通して“子どもの権利条約”への理解を深めました。

【講義】「大事にしたい“子どもの気持ち”~『子どもの権利条約』を手がかりに~」

◆講演要旨◆
<海外での事例について>
 子どもの権利を知った子どもは、募金活動など他者のために行動し、周りの子どもや大人の権利を守ろうとするようになります。権利を守るためには大人との対話が必要であることに気付き、議会で大人と対話する機会にもつながっています。
<子どもの権利条約の精神>
 子どもは一人の人間であり、子どもの問題は子どもが解決できるように支援することが求められます。そのために、子どもの気持ちを尊重し、安心して話ができる場を整えることが重要です。一人ひとりの子どもが大切にされることで、その子どもが他の子どもも大切にできるようになります。子どもを権利の主体として捉えることが基本となります。
<子どもの参加の権利>
 「もやもやするルールはないか」といった話し合いを通して、自分たちの居場所を自分たちで決めるようになります。まちづくりなどの計画は子どもに知らせ、子どもの声を聴くことが必要です。
<日本の子どもが置かれている状況>
 権利を知らないと、諦めや孤立につながり、自分が悪いと感じてしまうことがあります。権利条約を知ることで、貧困などの問題は自己責任ではなく社会で解決すべき課題であるという意識へと変わります。
<こども基本法・こども大綱>
 こども基本法では意見を表明する機会および多様な社会的活動に参加する機会を確保することが盛り込まれました。子どもの意見を聴くだけでなく、反映することが重要です。こども大綱では、「共に進めていく」、「社会に参画して社会の影響力を発揮する」など、子どもの影響力がキーワードとなっています。
<子どもが声をあげられるような場所にするために>
 地域住民、組織全体で子どもの声を大切にするという価値観を共有することが必要です。子どもにとってハッピーな場所か、子どもが自分らしく生きることが受け入れられているかが重要です。特にマイノリティの子どもたちが声を発しやすい環境づくりが求められます。
<子どもを信じる>  
 子どもの意見を尊重することで、その子どもが周りの子どもや大人の権利も大切にできるようになります。対話を重視する姿勢が子どもから大人へも広がります。子どもの権利が保障されている地域では、子ども自身が話し合いを行い、大人も「指導」から「支援」へと関わり方が変化します。子どもの力を引き出し、子ども自身が問題を解決できるようになるという視点で、当事者として対話する機会を設けます。
<組織全体で子どもの権利の意識を高める>
 組織全体で子どもの権利の意識を高める取組を進め、子どもから表明された意見を反映できない場合には、その事情を説明することが必要です。意見表明が苦手な子どもに対しても工夫して声を聴くようにします。さらに、子どもたちが自分の意見を述べ、大人と共に活動している実践例を、目の前の子どもたちに紹介していくことも大切です。

【演習】「子どもが権利を学べる『世界の子どもの権利かるた』活用法」

 参集参加者はグループに分かれ「世界の子どもの権利かるた」を体験しました。かるた取りの後に絵札と読み札を並べ、「気になった札」「子どもに伝えたい札」をグループ内で紹介し合いました。子どもの権利の視点から日頃の子どもとの関わりや指導を振り返る声が多く聞かれました。最後に「子どもが大人に感じているもやもや」をテーマに、子どもの目線でオリジナルかるたを作成しました。
<受講者のオリジナルかるた>
「わ わたしの話を もっと聞いて」
「は はやく宿題 はやく片付け 早く早く言わないで」
「し しあわせの押し売りはやめて 今の幸せを認めて」

【受講者の声】

●他人事としてではなく自分事として捉え、自分には何ができるだろうと本気で考える時間となった。
●子どもの声にならない声を受け止め、寄り添い、一人ひとりの育ちのなかで意見表明できるよう、私たちは子ども理解の学びをしていくことの必要性を強く感じた。
●まずは子どもの権利を子ども自身が知る。そしてどのように自分たちの権利を守るのか、生活しやすくするためにはどうすればよいのか等、対話が大切だと学んだ。大人も子どもと同じように「子どもの権利」について共に学び、話し合いを重ねていければと思った。

【受講者の評価】

A(有意義)········································ 61.9%
B(どちらかといえば有意義)·················· 36.2%
C(どちらかといえば有意義でない)··········· 1.3%
D(有意義でない)································· 0.6%

【担当者から】

 子どもの権利を読み解くキーワードは、「子どもにとってハッピー」か。大人は子どもが安心して話せる場を整え、その声を聴き、反映する。権利を大切にされた子どもが「大人のハッピー」を考える…そんな心地よいハッピーの循環ができる子どもとの関わりを目指したいと感じた研修会でした。

実施要項PDF)  ちらしPDF

1 目 的
(1)子どもに関わる全ての人が、「子どもの権利条約」について理解を深め、子どもの権利に基づいた関わりの重要性について学ぶ。
(2)「子どもの権利条約」の理念を理解し、子どものエンパワメントを育む方法について学ぶ。
※本研修は、各校種等において取り組まなければならない「再発防止『岩手モデル』」の根幹の一つである「子どもの権利」について関連して学ぶことができる内容となっております。

2 主 催
岩手県教育委員会

3 主 管
岩手県立生涯学習推進センター

4 対 象
(1)放課後児童クラブ、放課後子ども教室、放課後等デイサービス、子育て支援拠点事業関係者
(2)幼稚園・保育園・認定こども園等関係者および保護者
(3)学校関係者  (小・中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校の教職員や保護者、大学関係者)
(4)青少年・家庭教育・子育て等の相談機関担当者
(5)県や市町村の教育委員会担当者、保健福祉部局担当者、放課後健全育成事業担当者
(6)社会福祉協議会の担当者
(7)県子育てサポーター、NPO法人、子ども食堂関係者、子育て支援に携わるすべての方
(8)社会教育士 等

5 定 員
(1)参集による受講 50名
(2)オンライン配信(YouTubeライブ)による受講 無制限   ※参加者限定オンデマンド配信あり

6 期 日
令和8年6月12日(金)

7 会 場
岩手県立生涯学習推進センター
  〒025-0301 花巻市北湯口2-82-13
   TEL 0198-27-4555  FAX 0198-27-4564

8 受講申込み
「まなびネットいわて」から申し込んでください。
【申し込み締め切り6月5日(金)】
※公立学校教員の方はPlantへの登録を併せて行ってください。

9 日程及び内容
8:30~【受付】
9:00【開会行事】
9:05~10:30
【講義】「大事にしたい”子どもの気持ち”~『子どもの権利条約』を手がかりに~」
【講師】認定NPO法人国際子ども権利センター(C-Rights)代表理事 甲斐田 万智子 氏
(10:30~10:40 休憩)
10:40~12:10【演習】「子どもが権利を学べる『世界の子どもの権利かるた』活用法」
※演習は参集参加者とオンライン参加の希望者
12:20【閉会】

講義では”子どもの気持ちをまんなかに”する子ども権利条約の基本的視点を学びます。演習では、子ども自身が権利を学ぶ『世界の子ども権利かるた』に取り組み、楽しみながら『子どもの権利』への理解を深めます。子どもと関わる場面で求められる視点や気付きを育て、子どもの権利を尊重する意識の向上を図ります。

10 携行品
筆記用具、所属で使用している名札

11 受講者旅費
派遣者において負担願います

12 その他
(1) 県立生涯学習推進センターまでの交通案内及び駐車場は下記よりご確認ください。
 「まなびネットいわて」>[生涯学習推進センター]>[アクセス]
(2) 欠席の際は、岩手県立生涯学習推進センターまでご連絡をお願いします。
(3) 研修受講にあたり配慮を希望する場合は、申し込みフォームにご記入いただくか事前
 に当センターへご相談ください。

【受講申し込み】
下記フォームに必要事項を入力し、[送信]をクリックしてください。後日担当者から確認のメールを差し上げます。(2~3勤務日以内)(入力いただいた情報は関係機関で受講に関係した処理のみに使用いたします)
※公立学校の教員の方は下記フォームでの申し込みと併せて「Plant」上での申し込み手続きを行ってください。 > Plantリンク




    ※[送信]ボタンをクリックして、送信が完了すると、ボタンの下に「ありがとうございます。メッセージは送信されました。」と表示されます。繰り返し送信ボタンを押さないよう、ご注意ください。

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