080602読書ボランティア研修会
実施日:令和8年6月2日(火) 1ヶ月間のオンデマンド配信があります!
実 施 報 告
子どもの読書に関わる活動に必要な資質向上を図り、子どもの読書活動推進に資することを目的に研修会を開催しました。地域の読書ボランティアや学校図書館ボランティア等、参集とオンライン合わせて180名が受講し、学びを深めました。
【県からのお知らせ】
当センター主任社会教育主事 佐々木学が「県からのお知らせ」として、「令和7年度子どもの読書状況調査」と昨年度、 8年ぶりに改訂された「いわての中高生のためのおすすめ図書100選」 通称「いわ100」について説明しました。

【講演会】「児童文学を楽しもう ~読むことと書くこと~」

改訂版「いわて100冊」に掲載されている、三陸を舞台とした『まさきの虎』の作者である児童文学作家・濱野京子氏をお迎えし、ご講演いただきました。
「児童文学を楽しもう~読むことと書くこと~」と題した講演では、児童文学は誰もが楽しむことができるものであること、また、本が読者のもとに届くまでには、編集者や挿絵画家、校正・校閲者、ブックデザイナーなど、多くの人が関わっていることについてお話しいただきました。
東日本大震災の被災地を何度も訪れる中で、「人間は一生平穏無事で過ごすことはない」と痛感されたという濱野氏は、『石を抱くエイリアン』『この川の向こうにきみがいる』など、震災に関連する作品も数多く手掛けておられます。『まさきの虎』は、「亡くなった人をどのように記憶するのか」をテーマとした作品であるとのことです。遠野市や花巻市、さらには出版を喜んでくれたという釜石市の方々とのエピソードも紹介していただき、受講者は児童文学をより身近に感じることができました。
また、「本は読まなくても生きていけるが、読書は一生ものの趣味になる。文学は人の存在や生き方に対する問いをもっている」という言葉には、深く共感した受講者も多かったのではないでしょうか。地球環境、戦争、人権など多様な視点から児童文学の意義について語っていただいた90分間は、非常に充実したものとなりました。「生成AIがどれほど優れた文学を書いたとしても、自分は物語が好きだから書き続ける」という濱野氏の言葉が印象に残る講演会となりました。
【事例発表1】盛岡市都南図書館

昨年度、子供の読書活動優秀実践図書館として文部科学大臣表彰を受賞された盛岡市都南図書館の主任・大林史子氏と図書奉仕員・菅野恵子氏に、「青春(アオハル)文庫の棚づくり」と題して事例発表をいただきました。青春文庫は、コロナ禍をきっかけとして中高生の読書推進のために設置されたものであるとのことです。YA(ヤングアダルト)世代が興味を持ちそうな選書や、本の周知を図る「青春文庫通信」など、魅力的な取組が紹介されました。また、10代の若者の悩みに寄り添う視点での選書や、若者一人一人の興味・関心の違いを踏まえた選書のポイント、さらにはメジャーリーガー・菊池雄星選手による「先輩の本棚」の紹介など、「あるもので何ができるか」という観点から、多くの図書館にとって参考となる事例を発表していただきました。
【事例発表2】図書ボランティア 花ぐるま

複数の読書ボランティア団体が連携して結成された二戸市の図書館ボランティア「花ぐるま」は、昨年度、子供の読書活動優秀実践団体として文部科学大臣表彰を受賞されました。
当日は、大型絵本やペープサート、オリジナルの歌、岩手の訛り、魅力的な小道具などを用い、読み聞かせの枠にとらわれない、温かみのある手づくりの世界が繰り広げられました。受講者の中には、童心に帰るようなひとときを過ごした方も多かったのではないでしょうか。
【情報交換会】
最後は2会場に分かれ、様々な立場の方を交えた小グループでの情報交換会を行いました。最近読んだ本や普段の悩み等をざっくばらんに交流し、日常の活動のヒントを共有していました。
【受講者の声】
〈濱野京子氏講演会について〉
●作家がどのような気持ちで作品づくりに向き合っているかという貴重な話を聞くことができた。
●本好きでない子は、まだ自分に合った好きな本に出合っていないという言葉が心に残った。
〈盛岡市都南図書館の事例発表について〉
●青春文庫は見やすく行きやすい雰囲気があり、学生が利用しやすい環境だと思った。
●中高生の不読が課題となる中、いち早くYAコーナーの整備に取りかかるのはさすがだと思った。
〈図書ボランティア 花ぐるまの事例発表について〉
●花ぐるまの皆さんから元気をもらったような気がする。
●温かい雰囲気に包まれた空間で、もっと見たい、また見たいと感じさせられる素敵な時間だった。
【受講者の評価】
A(有意義) 75.7%
B(どちらかといえば有意義) 24.3%
C(どちらかといえば有意義でない) 0%
D(有意義でない) 0%
【担当者から】
この研修会をきっかけに、受講者の皆さんが児童文学のおもしろさや楽しさに気づき、子ども達に伝えていっていただければ幸いです。
実施担当:[生涯学習推進センター]
実施要項(PDF) ちらし(PDF)

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1 目 的
子どもの読書に関わるボランティア・図書館職員等に必要とされる知識・技能についての研修を行うことによって資質の向上を図り、子どもの読書活動の推進に資する。
2 主 催
岩手県教育委員会
3 主 管
岩手県立生涯学習推進センター
4 対 象
(1)地域の読書ボランティア
(2)学校図書館ボランティア
(3)学校図書館担当教職員
(4)県や市町村教育委員会担当職員
(5)市町村立図書館及び県立図書館職員等
(6)その他子どもの読書活動を支援しているボランティア等
5 定 員
会場参集:150名 オンライン:制限なし(1ヶ月間のオンデマンド配信あり)
6 期 日
令和8年6月2日(火)
7 会 場
岩手県立生涯学習推進センター
〒025-0301 花巻市北湯口2-82-13
TEL 0198-27-4555 FAX 0198-27-4564
8 受講申込み
「まなびネットいわて」から申し込んでください。
【申し込み締め切り5月22日(金)】
9 日程及び内容
【開 会】10:00 (受付9:30~)
【県からのお知らせ】 10 :10~10:30
「『いわ100』の改訂と令和7年度岩手県子どもの読書調査について」
【講 演 会】10:30~12:00
「児童文学を楽しもう~読むことと書くこと~」 児童文学作家 濱野 京子 氏
【昼食・休憩】12:00~13:00
【事例発表1】13:00~13:30
令和7年度優秀実践図書館 盛岡市都南図書館
【事例発表2】13:40~14:10
令和7年度優秀実践団体 図書館ボランティア 花ぐるま
【情報交換】 14:25~15:25(オンライン受講の方は参加しない)
【閉 会】 15:30
10 携行品
筆記用具、所属で使用している名札、昼食、各自必要なもの
11 受講者旅費
派遣者において負担願います
12 その他
(1) 昼食は、各自ご用意ください。
近隣のコンビニまでは車で10分程度かかりますのでご注意ください。
(2) 県立生涯学習推進センターまでの交通案内及び駐車場下記よりご確認ください。
「まなびネットいわて」>[生涯学習推進センター]>[アクセス]
(3) 研修受講にあたり配慮を希望する場合は、申し込みフォームにご記入いただくか事前
に当センターへご相談ください。
13 受講申し込み(終了しました)
下記フォームに必要事項を入力し、[送信]をクリックしてください。後日担当者から確認のメールを差し上げます。(2~3勤務日以内)(入力いただいた情報は関係機関で受講に関係した処理のみに使用いたします)
※公立学校の教員の方は下記フォームでの申し込みと併せて「Plant」上での申し込み手続きを行ってください。 > Plantリンク