2025/08/01 コミュニケーションスキルアップ研修講座
実施日:令和7年8月1日(金)
事業報告
「地域住民や保護者の信頼を得るためのビジネスマナーの基礎基本を学ぶ」「円滑な業務遂行につながるコミュニケーションスキルを学ぶ」ことを目的として実施しました。

【講師】
offre M’s
コミュニケーションアドバイザー
電話応対技能検定指導員・試験官
産業カウンセラー
田原 美晴 氏
【講義・演習①】 「明日から使えるビジネスマナー」
人から信頼されるには第一印象が肝心です。感じが良い・悪いは短い時間で決まるのだそうです。
◇第一印象を構成する要素(アルバート・メラビアンの法則)
目…55%(身だしなみ、表情、立ち居振る舞い)
耳…38%(声のトーン、大きさ、緩急、テンポ)
言葉…7%(言葉遣い、ビジネス用語、敬語)
また、身だしなみは無言の自己紹介であり、「清潔・上品・控えめ」が三原則という、思わず背筋を伸ばしてしまう説明でした。
電話応対については、話している本人はもちろんですが、周囲の人も気を付けなければなりません。それは、半径4mの会話は先方に聞こえてしまうからです。「アハハ」と通話中の傍らで、つい油断して大声を出していませんか?という先生の問いかけに、苦笑いをされている方もいらっしゃいました。また、電話をかけた方から切るのはもちろんですが、両方とも気を使って切れない場合「恐れ入ります、お先に切ります」というセリフを言えるのも、相手を思いやる気持ちがあってこそだと学びました。 その他、名刺交換における心構えや来客対応のコツ、上座・下座の席次や、湯茶の出し方等、今まで「何となく」行ってきたことについても、しっかりご指導いただきました。

名刺交換でお辞儀をする際、名刺を持っている手を下げない
【講義・演習②】「成果を引き出す!信頼のコミュニケーションスキル」
「職場外の方に良くするのは当たり前ですが、まず1番先に良くするのは内側の人間に対してである」ということを、冒頭で先生がお話しされました。その職場内のコミュニケーションについて考える時、目玉焼き1つとっても何をかけるかは人それぞれであり「あなたと私はちがう」ということをふまえることがポイントです。人を変えるのではなく、コミュニケーションの方法を何種類も持っておくことが大切で、そのための具体的な方法を色々と教えていただきました。他に、自分も相手も大切にする「アサーション」という考え方に基づいたコミュニケーションの取り方や、相手を承認する「ほめニュケーション」の取り方など、実践を通して学びました。

演習の様子
【受講者の感想】
・普段の言葉遣いや行動を振り返る良い機会になった。
・今まで知らなかったこと、間違えていたこと、細かい所を教わることができて、ためになった。今回学んだことを職場の皆にも伝えたい。
・自分や相手を変えようとするのではなく、コミュニケーションの方法を何種類も持っておくことが大事である、ということが分かった。
・身だしなみを整えていると、選ばれる人になれるというのが印象に残った。
【受講者の評価】
| A (有意義) | 94.3% |
| B (どちらかといえば有意義) | 2.9% |
| C (どちらかといえば有意義でない) | 0% |
| D (有意義でない) | 2.9% |
【担当者から】
仕事での対応マナーだけでなく、日常における対人関係の心構えや姿勢についても学ぶことができました。今回学んだことをふまえて職場内のコミュニケーションを見直し、円滑な業務遂行に役立ててほしいです。
実施担当:[生涯学習推進センター]
実施要項(PDF) ちらし(PDF)

![]()
![]()
![]()